立教ミモレ大学 開講!

2017.10.27
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世代・トレンド評論家、牛窪 恵さんに学ぶ、「セカンドキャリアライフ」の読み解き方

10月21日。キャリアアップ連載講座もあっという前に三回目。今回は、世代・トレンド評論家、マーケティングライターの牛窪 恵さんに登壇いただき、ワークライフバランス時代のセカンドキャリアの磨き方」についての講義を。後半はミモレがつくる大人ブラウスのワークショップ。デザイン&生地を決定しました。


「ワークライフバランス」「ダイバーシティ」「働き方改革」って?

今回は教室を太刀川記念館に移しての講義。雨にもかかわらず、教室はいつも満員。三回目の講師は「ホンマでっか!? TV」「ワイド! スクランブル」の出演や『男が知らない「おひとりさま」マーケット』などの著書で知られる、世代・トレンド評論家の牛窪 恵さん。流行語大賞の「草食系(男子)」の名付けの親としても知られています。

第1・2回のファッションビジネス講義とは異なり、今回は女性のワークライフバランスについてのお話。「今、フルタイムでお仕事をされている方、どのくらいいらっしゃいますか?」と牛窪さんの質問に手を挙げた受講者は、何と半数以上!
「仕事をしたくても保育園問題で働けなかったり、一方で親の介護で仕事をセーブしなければならないなど、仕事と生活のバランスは今後、さらに難しくなると思います」と牛窪さんはさらに続けます。「“ワークライフバランス”という言葉を耳にしたことはありますか? 仕事とプライベートとのバランスを上手に取るといわれていますが、本来の意味は違うんですよ」と言います。

ワークライフバランス、ダイバーシティ、働き方改革がなぜ今、必要とされているのか? “時代の変化と兆し”を読み解きながら、女性のキャリアアップについて、わかりやすく説明してくださいました。


今までの観念を押し売りする時代は終わった!

ミモレ大学では受講者の皆さんに“宿題”を出しています。宿題の答えを持って講義を聞くと、「なるほどね」という新たな気づきに出合えることもしばしば。男性だから、女性だからという“思い込み”や女性から男性へのパワハラなど具体的な例を出しながら、「女性の社会進出は日本社会に欠かせない。時代の底上げにもつながるんです。その為には時代の変化に柔軟に対応し、真のワークライフバランスを築いてほしいですね」と牛窪さん。
グイグイと引き込む牛窪さんの話術は素晴らしく、とくにバブル世代からさとり世代までの現代男女の世代別格差については、“あるある”話が続出(笑)。世代間のギャップではクスッと笑ってしまうシーンなどもあって、あっという間に終了しました。



第2回体験型ワークショップ「デザイン&生地決定」

後半のワークショップは、大人ブラウスのデザイン&生地を決定! 前回のワークショップで出された宿題を参考に、スタイリストの室井由美子さんとナノ・ユニバース・デザイナーの大久保佳菜さんがまとめてくれたデザイン画から、さらに詰めていきます。
「鎖骨がチラリと見えたほうがキレイかも……」「ボウタイは必要?」「肩まわりは?」など、受講者の宿題をスライドで紹介しながら、細かな部分を手直し。
「袖をまくるときは、ある程度の長さがあったほうが良い」(室井さん)
「背中も見られているから、ポイントになるところをつくりましょうか」(大久保さん)など、プロならではのアドバイスも。ついにデザインが決定しました!

次は生地選び。
「インナーが透けないほうがよい」「ハリ感のある生地のほうが会食などでも使えそう」「顔がくすまないように」など、皆さんの意見を踏まえながら、

「しなやかなハリがあるのでシワにもなりにくい生地がおすすめ」(大久保さん)、「白でもいいけど、ミモレ世代はもう少し柔らかな色のほうが肌映えするかも」(室井さん)
と膨大な生地見本からいくつか選んでいただきました。

そして、ボタン。2人が選んだのは「デザイン性があり、目立ちすぎない」くるみボタン。これは満場一致で決定! 生地もそうですがイメージを損なわず、細かなパーツを選ぶのは至難の業。ですが「大変だけど、楽しい作業でもあるんですよ。でも最後は“使い勝手が良い”ことが大事。実際に肌で触ってみるとイメージがわきやすいので、サンプル見本を置いておきますね」と大久保さん。

このあと、最終のデザインをパタンナーさんに渡し、型をおこしてもらいます。「トワルチェック(薄いシーチングの生地でカタチ見本をつくる作業)をしてからファーストサンプルをつくります。トワルチェックはデザインを立体化させるための必要な工程。ここで細かなチェックをおこないます」(大久保さん)。

授業後、サンプル見本の前には受講者の皆さんが集まり、生地を触りながら意見交換をしていました。「この生地、肌触りがいいですね」「色はオフホワイトがいいかも」「ボタンがかわい〜」など、ここでも参考になる意見が。
次回のワークショップではファーストサンプルのお目見え。乞うご期待!

受講者の方から届いた感想PICK UP!
「いろいろな世代の人と働き続けていくうえで大切なのは興味と共感をもって、自分のルールで決して判断しないこと。そのメッセージが胸に響きました!」

「年齢による考え方の違いを面白く理解でき、かつ今後の変化も具体的にとらえることができました。私は感性を磨くためにミモレ大学に通っている、と自分が求めていることが明確になりました」

「女性が生きていくうえで、感性が武器になる、学ぶのに遅すぎることないことを実感できました」

「ワークショップはデザイナー目線とスタイリスト目線は違う部分もあるのだと感じることができました」


取材・文/長谷川真弓

 

次回の講義は具体的なキャリアアップの指南を。BUISINESS INSIDER JAPAN統括編集長、AERA前編集長・浜田敬子さんによる「【自信をつけるトレーニング】仕事につながるスキルアップ術」についてです。