みなさまは、定期的に「お宝メンテナンス」されておりますでしょうか? 小傷はもちろん、ゆがんだり、ちぎれたり……。ジュエリーにも経年変化があり、ましてやお気に入りのステディジュエリーは、日々のダメージも積み重なるとかなりのものになります。

心配症の長女体質で、何でも持ち歩きたい私のバッグはどんどん肥大化し重量級に。リングへの荷重もかなりのものです。しかも生来ガサツで身振り手振りがオーバーなので、私のジュエリー選びは基本的にロングネックレス禁止(何度も引っかけてちぎれ、メンテナンス費がかさみまくる)、華奢リングもNG(曲がった結果、石が落ちがち)。

先日もカウンターで熱々の天婦羅をいただいていたところ、水色の四角いゼリーが目の端に。白木のカウンターに映えるピュアブルー、きれいだなぁ。あれあれ?? よーく見るとトパーズじゃない? ぱっと手元を見るとお気に入りのリングが枠だけのスケルトン状態になっていました。

10年以上、愛用していた某イタリアンジュエラーのリング。手を動かすとカチャカチャ音がするなと思いながら、ほったらかしにしていたある日、とうとう石が落ちてしまったのでした(落ちたことに気づかなかったことにびっくり。路上で落としていたら、車に踏まれて粉々になっていたはず。ラッキーでした)。

直営店に持っていけばソク解決ですが、残念なことに数年前に購入した直営ブティックはクローズしてしまい……。これまでも、ジュエリーリフォームやジュエリー修理で何度か失敗したので、今回は信頼できるところ、顔が見えるところを探すことに。

そんな時、お友達のCちゃんが教えてくれたのが地元・恵比寿にあるジュエリー修理&オーダーの店「コンセプトジュエリーワークス」でした。お散歩がてら、相談に行くことに。

職人さんにみてもらった結果、非常に珍しいセッティング方法(石と台の接点がとても少ないデリケートなデザイン)であり、地金がゆがんで繊細なバランスがくずれ、石が取れてしまったのだとか。台のゆがみを直して、4スミの四角いツメに金を足して数ミリ長さを出せば、イメージもほとんど変わらず、より安定感あるセッティングになるとのこと。

約1か月後に修理が終わったリングは、小傷もポリッシュされてピカピカに☆彡 修理費用は約4万円でしたが、まるで若返ったかのような美しい出来に大満足です。

「ジュエリーも何かあってから修理に出すのではなく、日頃からメンテナンスしておくと安心ですし、美しい状態を保てますよ」と職人さん。

ジュエリーの表面を指で撫でた時、引っかかりや石のぐらつきを感じたら――。また、チェーンがねじれやすく絡まりやすくなったら――。ぜひお近くのジュエラーやショップでメンテナンスの相談を。私はリフォームに大失敗して1回もつけていないオパールリングの再リフォームを「コンセプトデザインワークス」に相談してみようと思っています。