2017.11.27

冷え込む朝晩に……オススメのホラー小説

こんにちは、ミモレの川端です。
家のPCを新しくしたため、サクサクと原稿が書けるようになりました。今までいかに待ち時間に時間を費やしていたことか、と気づかされますー。

さてさて、暖房のきいた通勤電車、お風呂で温まった後の冬の夜にオススメなヒヤッとする(しなくていいか・笑)、怖い小説を2作ご紹介します。

日本のスティーブン・キングことホラー作家・平山夢明さんのホラー短編集『他人事(ひとごと)』(集英社文庫)。

グロテスクな描写が苦手な方にはあまりおすすめしないのですが、1編1編がとても短いのでちょっとした移動時間や待ち時間の穴埋めにも最適。

残虐な描写だけが怖さではなくて、この小説が描いているのは「コミュニケーションが取れない」ことの恐ろしさ

表題作「他人事」は、交通事故に遭い瀕死の男女とその発見者の話。一刻も早く助けて欲しい二人と発見者の男性の会話がぜんぜん噛み合わない・・・。圧倒的に優位なのは発見者の男性の方で、怒らせて立ち去られてしまっては困るので、イライラしつつも怒鳴れない、そして痛そうな主人公(涙)。

こんな大変な状況に置かれた経験はないけど、こちらが要求していることと、相手の論点が微妙にズレていって噛み合わず、「だから、そういうことを言ってるんじゃなくて!!」と思うんだけど、こちらが怒れば怒るほど伝わらない(あるいは伝わらないふりをされる)っていう人、あなたの周りにもいませんか?? 自分がそうなっていることもあるかも??

これだけ短いページ数で、状況を説明してグッと引き込ませて、出てくる人の人格も際立たせ、鮮やかな幕切れ、って平山夢明さんはやはり天才だと思う。

定食屋でバイトすることになったオオバカナコ。そのお店はオーナーも客も殺人鬼? ノンストップなノワール小説『ダイナー』
借金まみれの主人公は、借金をチャラにするのに「腕とデブ、どっちがいい?」と聞かれ「デブ」を選ぶが……『デブを捨てに』。こちらも短編集です。

などなどシュールでグロテスク、だけど読むのをやめられない平山夢明さんの世界へどうぞ!

長くなってしまったのでもう1冊は次回に。

怖い話にショックを受けた後は、綺麗なお花で脳をリセット。お花もちょっぴり怖く見えたり…不思議!

 

ではではまた〜。

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