岡野瑞恵 「キレイ手帖」

2015.4.21

あなたを叱咤激励してくれる、手鏡のすすめ

洋服を買いに行き、試着をし、鏡を見て「あ、この服は着痩せして見える!」と思い購入。で、帰宅して、もう一度試着してみたら、「あれ? お店で見た時となんだか違うぞ」。

皆さん、そんな経験はありませんか? そうなんです、すべての鏡があなたを正確に写し出してくれているとは限らないのです。

私は職業柄、一般の方より、物のディテールをしっかりと見極めようとするところがあります。何かを、購入する時には幾つか比べさせてもらい、納得がいくまで吟味する癖がついているというのでしょうか。

今回は鏡の話。鏡もきちんと見比べると、多少の差があるんです。たとえ同じブランドの同じ商品だったとしても、作った時期などで、写り方が違うことがあるのです。すっきり見えたり、少しだけ柔らかくふっくら見えたり(ひどいと、太って見えたりも!)、色味さえも違って見えたりすることもあります。

あなたの美しさを引き出すために、できるだけあなたをリアルに写し出してくれる鏡を選びましょう。肌状態、化粧ノリなどをつまびらかにチェックするための“あなたのキレイの指南役となる”手鏡をもつことをオススメしたいのです(全身をうつす鏡の場合は、インテリアとのバランスもあるのでこの限りではありません。また、メイクをするときにはやっぱり顔全体が見渡せる大きさの鏡がベターです)。

ミモレ世代におすすめな手鏡のブランド
ARPIN<左> アルパンは高い技術を持つフランスの職人が一つ一つ手作りしている最高品質のメーカー。マルキーズ(伯爵夫人)という名にふさわしい優雅で安定感のある手鏡を一生ものとして私は愛用しています。

DECOR WALTHER<右> デコワルターは、バスルームを中心にインテリアアイテムを幅広く手掛けるドイツのメーカー。世界中の名だたるホテルやスパなどでもこちらのブランドの鏡はよく使われています。

あなたの指南役となる手鏡は、ときにあなたに厳しく接してくることがあります。ふつうの鏡ではぼんやりとソフトフォーカスがかる肌アレが残酷なまでにクリアに映し出されてしまうから。でも、写っている肌こそが現実。それをしっかり受け止めて対処したほうが、断然自分のためになるとは思いませんか?

そして、オススメなのは裏面が拡大鏡になっているものを選ぶこと。思わず凹んでしまうほどの現実を見せつけられることもありますが、やっぱり便利で有り難い。老眼になりつつあるので、この拡大鏡で自分の肌を眺めることでしか気づけないことも多いのです。ありのままの姿を写し出してくれ、包み隠さず私たちに問題を提示してくれるので、次第に感謝する存在になってくれるはずです。

鏡よ、鏡よ、鏡さん、この世でいちばん美しいのは誰? その日々の問いかけ対し、黙って、正直に、時に厳しく、私たちに真実を告げてくれる指南役。そんな手鏡をぜひ手に入れてくださいね。