寒さが本格的になりました・・・お鍋など温かいお料理が嬉しい季節です。料理家の皆さまが集まっての恒例食事会を開催。今回のお題は「おでん」。

 

タイトルをご覧になって「地味」と思われた方も多いことでしょう(笑)。

実は私、「おでんのネタで一番何が好き?」と言われたら「こんにゃく」って答えてしまうくらい生粋のこんにゃく好き。だからと言って作ろうとまではまず思わないし、むしろ「こんにゃくって作れるものなの?」と誰もが思うはず。

そんな時に食のルーツを探ることに貪欲な料理番長こと、「ことこと」の佐藤ひろみ先生の熱意に動かされ、私も一緒にこんにゃく作りを体験することに。

こんにゃく芋は直接肌に触れるとかぶれてしまうという、ちょっと厄介な食材。しっかりゴム手袋を着用し、心して挑みます。このかぶれやすいお芋を、昔の人はどうやって活用し、食材として取り入れようと思ったのか(加えて、芋の収穫まで3年も要するという手のかかりよう)・・・先人の知恵には驚かされることばかり。

こんにゃく芋は故郷の熊本県の菊池産もの
お芋をミキサーへ
手早く満遍なく混ぜ合わせます。思っていた以上に重労働
カタチを整えて時間を置きます
ヘラで同等に分け、湯がいたら出来上がり

工程はわりにシンプルではあるけど、作る過程においてタイミングや水のちょっとした分量、力も必要で思っていた以上にハード。

さて、肝心のお味のほどはいかに???

まずはお刺身で食べるのがオススメ!シンプルに生姜とお醤油で。
この日は菊池から美味しい食材がたくさん送られて来ていました。東京で故郷の味を味わえるなんて嬉しい〜!感謝!!!

作りたては何でも美味しいと言いますが、こんにゃくほどそれを感じたことはありません。袋から出すときの、ちょっとした生臭さが全くなく、つるっと心地よく口に溶け込んでいきます。

私たちが日頃手軽に食しているこんにゃく。決して主役級とは言えませんが、”たかがこんにゃく、されどこんにゃく”。地味ではあるけど、作り手の気合いと執念の賜物であり、奥深い食べ物です。

こうやって日々食しているもののルーツを辿ると、食へのリスペクトは一層深まるばかり。

食育って本当に大切ですね。