2015.4.17

伝統、文化と芸能と〜ひそかなおしゃれ

インタビューシリーズも早いもので第三回目となりました。先週の花柳基先生からのバトンは山村友五郎先生(プロフィールはこちら)。友五郎先生から伺ったのはきものまわりに関するお話しです。

テーマ「ひそかなおしゃれ~kimono:mi-mollet:seclet」

物腰柔らかでお優しい友五郎先生。舞うお姿もゆったりとしていてとても美しいのです…

友五郎;みんな言うてるけど…きものは慣れやねん。

関;本当に先生方みなさんそう仰っていらっしゃいますよね。きものを着て、慣れて、あとは…?

友五郎;そうやね、扇子。僕らの使てるんは舞扇(まいおうぎ)やねんけど、普段の扇子も種類があるしね。例えばあおぎ扇子、男物と女物とあるやん?

関;普通にお扇子屋さんで売られているものですよね?

友五郎;そうそう、あれもTPOでいろいろあるよ。

関;お祝い事とか…ですか?

友五郎;冠婚葬祭は日本人が一番大切にしていることだから、やっぱり気にすることって大事だと思う。例えばおめでたい席には金を使った扇子、不祝儀は銀やね。

関;なるほど。模様もあるのですか?

友五郎;お祝いの模様は鶴や松…不祝儀だと露芝(つゆしば)模様とかかな。あと秋草も。

関;秋草!季節に関係なく、寂しい様子を表すのですね。

友五郎;扇子やし、閉じてたらわからないけど、こういうことって知ってて損はないと思う。日本には「陰陽」があって、それを大切にしてきたんです。基ちゃんが話してた羽織も、脱がなければ裏は見えへんやんか。でも羽織裏に気持ちを込めたり。かくれたおしゃれやね。羽織の裏地、お祝い事では富士山だったり。逆にお悔やみでは水墨画のような、色目のない絵柄とかね。

関;洋服ではないですよね、そういうこと。

友五郎;そうやね。ネクタイだとか前向きやん。慶弔で白黒。わかりやすいし。それに比べてきものは「内なる美」だと思うよ。

関;きものを着ることで自分だけの”ひそかなおしゃれ”を楽しむこともできるのですね。すごい。奥深い…。

友五郎;そしたら次は蘭黄さんに。きものを着る時の秘訣…女性が美しく着る秘訣、なんてどうかな?たくさん話してくれると思うよー。

関:それいきましょう!来週は蘭黄先生に「美しいきもの姿」のお話を。楽しみ♪

扇づかいの匠でいらっしゃいます!

友五郎先生は生粋の大阪人、柔らかく優しい大阪弁でわかりやすくお話しくださいました。伺ったお話を参考に、まずはお扇子を一本新調しようと思いました(一本で済みますように…笑)

法善寺横丁は友五郎先生のHome!(Photo by 寿楽先生
道頓堀川に掛かる相生橋付近…宗右衛門町の超有名人の友五郎先生。歩けば必ず誰かからお声がかかります♪(Thanks for 寿楽先生)

次回は藤間蘭黄先生です。きっとためになるお話が伺えるはず、乞うご期待です!