2015.4.21

オーダーメイドな芸術支援

こんにちは
百瀬今日子です。

今回は以前の勤務先のはなし です。
Asian Cultural Council (ACC) という米国の芸術交流財団、そのJAPANオフィスに勤めていました。(かつては東京オフィスといっていました)



なにをしている財団かと申しますと、


芸術の分野で活動をしているかたへ毎年 助成をしています。(個人そして団体へも助成していますが、個人が中心です。)


日米芸術交流プログラムという枠がありまして、JAPANオフィスは、ほぼそれに注力しています。


日本人のアーチストや研究者のかたを米国へ、米国の方は日本へ、という研究助成をしているのです。助成を希望する場合は申請を出していただき、選考の上 決定されますと、晴れて助成となります。



このたび財団設立50周年を迎えられ、先日すてきなカタログを頂戴しました。


これまで助成を受けられた方で、たとえば著名な方ですと、


美術の分野では、

村上隆さん(ルイヴィトンとのコラボレーションが有名ですね)、
草間彌生さん、名和晃平さん など。


ほかには、
建築の隈研吾さん、

舞台芸術の故・朝倉摂さん、

いま NHK朝の連続ドラマ「まれ」ご出演中の 
舞踏家で俳優の 田中泯さん (桶作元治役/田中裕子さんの夫役) もそうです。

 

 

ACCの助成を受けた方々のインタビューです。
上記が見られない場合はこちら


 

 

 

ACC50周年記念のカタログです。

 


この財団は芸術助成が主眼なのですが、助成といっても、ただお金だけを支給するのではなく、その方の研究目的に合わせ、オーダーメイドに旅程や内容をアレンジしていきます。


そのかたのご希望をうかがいながら、財団からできうるご提案や、アイディアも出し合い、その方にあった研究となられるよう尽力していきます。ビザ手続きから居住先等々も。

本部がニューヨークにあり、そちらのスタッフとも連携しながら高めていきます。



さらに ACCの面白い特長として、過去のグランティ(助成受諾者)同士の連携もたいせつにしています。


グランティのみなさんは、かなり能動的にご協力してくださり、食事会など開かれたりもあります。助成を受けて、それで終わりではないのです。その後もつながっているのです。
 

 

昨年(2014年)は チャリティオークションも行われました。 
グランティのかた、そしてご賛同頂いたアーティストの方々が、絵画といった作品を無償でご提供くださり、それを競売にかけオークションをしたのです。裏で私も少々お手伝いをしました。


オークションの収益は、今後の助成に充てられます。

 

お金だけでない 支援。

オーダーメイドな サポート。

創造性のある 人物交流。



なかなか貴重で 有益なものかとおもいます。
 

芸術関係のかたで、米国またはアジアに何ヶ月か滞在しながら研究・研修、ブラッシュアップをお考えのかた。ぜひ、ACCをチェックなさってみてはとおもいます。
5-6月には、また新しい助成者も発表されるころでしょう。


Asian Cultural Council JAPAN オフィス
http://www.asianculturalcouncil.org/japan/
 

百瀬今日子でした!

追伸:
私が大尊敬している、絵画保存研究所の小谷野匡子先生は、1964年、この財団を通じて初めて日本から米国に渡ったグランティでいらっしゃいます。いまもACCと連携をとりながら多くのご尽力をしてくださっています! 


人として、プロとして、妻、母、主婦、女性として・・・

すべてにおいて いつも勉強させられております(^-^)


追伸2:
財団というと、スタッフもたくさんいるのかしら、とお思いになられるかもですが、東京のオフィスについては、私がいたころも基本2人! 本当にすべてを学ばせていただきました。

銀座にあるオフィスには、同じフロアにセゾン文化財団、そしてほかのオフィスも入っており、刺激的でありました。(^-^) 

銀座の高い空を見るのも好きでした。