2018.3.23

小泉今日子さん 変わらないスタンスで自分らしく生きる

独立宣言から間もない小泉今日子さん。

先日、独立後初の舞台「毒おんな」と、小泉さんが敬愛する久世光彦さんのエッセイ集から生まれた朗読舞台「マイ・ラスト・ソング」を観てきました。

世の中の喧騒をよそに果敢に挑む姿がそこにありました。50代に入っても守りの姿勢に転じず、今すべきことをまっすぐに見据え、アクションに変えていく・・・その潔さとかっこよさは、やっぱり昔も今も変わらない「小泉今日子」そのものだ・・・と感じずにはいられません。

 

 

椿組は結成されて30年以上。花園神社の野外特設会場で毎年7月に公演が開催されている老舗劇団です。

外波山文明氏が主宰する劇団「椿組」と小泉さんの初タッグの舞台「毒おんな」は実在した女性連続殺人犯の物語。何気無い日常をコミカルなタッチでストーリーが流れる中、一人異質で影を落とす主人公を、小泉さんらしいタッチで魅力的に演じられていました。

舞台の聖地とも呼ばれている「ザ・スズナリ」へと続く道。小劇場が立ち並ぶ下北沢の空気感も好きです。

アングラな世界ながら舞台人の熱量を直に感じれるのが小劇場の魅力。スター選手が並ぶ大舞台もそれなりの魅力がありますが、小泉さんが大小にかかわらず様々な舞台に出演したり、時には裏方に徹する姿を拝見したおかげで、舞台の本当の魅力を知ることができました。アングラな舞台も一人で観に行くこともしばしば。私と同じように影響されている人も少なくはないのでしょうか?

スポークスマンとして立場を担いながら、舞台人として迷いなく突き進んでいる姿がとても印象的でした。

 

 

 

そして先日拝見してきたばかりの「マイ・ラスト・ソング」。

「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」など昭和のテレビ黄金期に数々の名作ドラマを生み出した久世光彦氏。生前は執筆家としてもご活躍されており、著書「マイ・ラスト・ソング」

「もし、最期の刻に一曲だけ聴くことができるとしたら、どんな歌を選ぶだろうか」

久世氏の愛した名曲とともに、それにまつわるエピソードを綴ったエッセイ集です。

この朗読ライブは10年に渡り回を重ねて行われ、小泉さんが恩師と慕い、若きし頃から可愛がって育ててくれた久世氏へのオマージュ。

語りを小泉さん、歌は浜田真理子さんの最強コンビです。

小泉さんし出せない優しい空気を含むような語りと、浜田さんの心の底まで響く一点の曇りも感じさせない美しい歌声は、日頃聞き流していた曲が「こんな素敵な歌だったっけ?」と改めて気づきを与えてくれるほど、言葉一つ一つが心深くとどまります。名曲の素晴らしさを改めて実感するとともに、日本語の響きの美しさや言葉が持つ力に魅了される時間でした。

こちらのライブ、3月28日に大阪ビルボードで、そして4月14日・15日には東京ビルボードで追加公演が決定しました。

ライブに見に行けない方にも朗報。舞台とはまた違った切り口ですが、3月28日(水)午後10:00よりNHK総合テレビにて「マイ・ラスト・ソング 人生最後に聴きたい歌は」が放送されます。浜田真理子さんはもちろん、そのほかのゲストもとても魅力的。楽しみです。

ミモレ世代にはちょっと懐かしく感じる名曲の数々です。心が解放されるような時間。皆様もぜひご体感ください。