誘われて行った和食屋さんは、最後に土鍋で炊きたてのご飯を出してくれるお店でした。そのご飯が本当に美味しくて、でもお腹いっぱいで少ししか食べられませんでした。そうしたら、おむすびにして帰りに持たせてくださいました。いつも朝食は、パンと果物、カフェオレなのですが、その日の朝は和の朝食に。おむすびとお味噌汁と漬物、それにいただきものの蕗のとうの味噌和え。ただそれだけなのに、とても豊かな食卓に思えました。いつもと違う静けさを感じたのは、光のせいでしょうか? それとも、ご飯の優しい輝きのせいでしょうか? 朝ごはん、時には変えてみるのもいいものですね。


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【下田結花のブログ】
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