「食べるものは、“自分のカラダに役に立つかどうか”で考える」

世の中にはいろいろカラダに良いと言われているもので溢れています。本当に自分に必要なものが何か分からなくなっている方もいるでしょう。そこで、非常にシンプルな考え方をお教えします。今から口に入れるものは、自分のカラダにとって役に立つものだろうか――言い換えるなら、味を長時間一定に保つために入れられたものはあなたのカラダにとって役に立つものですか? 見映えをよくするために入れられたものはあなたのカラダにとって役に立つものですか?――この問いかけを食べる前にしてみてください。

それだけで意識は変えられるのではないでしょうか。

取材時につくっていただいたランチ。動物性食品をとらなくても満足感たっぷり。「旬のお野菜を使えば味が濃いので、味付けに使う調味料の量も減らすことができますよ」

プロフィール オオニシ恭子先生

1981年渡欧。以来31年、東洋的食養法を研究しながら、個々の生活と体質を見つめ、食のアドバイザー、講演会、健康セミナーなどを行う。2013年、拠点を奈良に移し、「やまと薬膳」の活動を開始。著書に『滋養ポタージュではじめる ヨーロッパ薬膳』など。

ホームページ:やまと薬膳クッキングスタジオ いってん
オオニシ恭子先生の東京での薬膳クラス:薬膳教室