仕事や家事、育児、介護、自分の体調や容姿の変化など、悩み多きミモレ世代。読者の方たちの中には、これまで全力でがんばってきたのに、今になってすべてに疲れ切って、何をする気力も情熱も出ない、という声も。ミモレ編集部では、そんな思いを抱える読者の方たちに、何かお届けできるメッセージはないかと考え、今回、編集長の大草や編集の匂坂とも友人である、ライフカウンセラーの時任千佳さんにインタビューを行った。
 

夫や子どもたちとのハッピーな毎日出会う人みんなを笑顔にする人

「今は超ハッピーですね。人生そのものが楽しくて仕方がありません」

 

時任千佳さん(49歳)は、出会う人全員を笑顔にしてしまうような、明るいオーラに包まれた女性。編集長の大草も、時に時任さんと食事をしたり語り合ったりするなかで、ポジティブなパワーや後押しの言葉をもらっている。時折話題に上る、夫で俳優の時任三郎さんと、24歳、22歳、15歳という3人の子どもたちとの楽しい日々のエピソードも、聞いているだけで、こちらまでハッピーな気持ちで満たされていく。

「昨日は仕事から帰ったら、なんと夫が家族5人分の餃子を手づくりしてくれていたんです。しかも私がお肉を食べないから、シーフードで。ぷりぷりしていて、最高においしかった! 『一人30個はペロリと食べられる』って、子どもたちも大絶賛ですよ」

現在、時任さんは、著名人をはじめ多くの人を絶望の淵から救ってきた実績と、その温かな人柄で絶大な信頼を集めるライフ・カウンセラーとして活躍。著書『いいことしか起きない30のルール』『奇跡は起きたがっている!』(ともにマガジンハウス刊)は、実際に重ねてきたカウンセリングから導かれた、シンプルかつ優しいメッセージにあふれ、幅広い世代の女性たちの間で大きな話題を呼んでいる。

 

小学生で発病した喘息に
悩まされ続けた20年間

今のエネルギッシュな姿からはとても想像できないが、そんな時任さんにも、実は過酷な少女時代を経て、40歳でライフ・カウンセラーという天職にたどり着いたという過去がある。どうやって今のポジティブマインドを手に入れることができたのか探るため、そのまずはその半生に話を振ってみると――。

「子どもの頃は、とにかく常に体調が悪かったですね。小学校6年生でぜんそくとアレルギー体質を発症して、結局32歳まで20年間も悩まされ続けてきましたから。学校でも表面上は明るく振る舞っていたけれど、落ち込むことも多かったし、自分に全然自信がなかった。目標とか夢とかも、まったくありませんでした。今はとても幸せですが、これまでの人生を振り返ると、いろいろと苦難がありましたね。まあ、実はもうほとんど忘れちゃっていますけど(笑)」