2018.6.7

”ワルい”人のスポーツじゃない。
「ラスト チャンス」で知る本当のアメフト【Netflix and chill】

こんにちは、編集部の柳田です。
"懲りずに"続けておりますNetflixご紹介ブログですが、第3弾の今回は趣向を変えてドキュメンタリーを。(当初の予定しておりましたオリジナルドラマ「LOVE」は次の機会に!)

Netflixオリジナル作品 「ラスト・チャンス」 シーズン1~2独占配信中

「ラストチャンス(原題:Last Chance U)」は(今お茶の間を賑わせている)大学のアメフトチームが全米優勝を目指す道のりを、1年間密着したNetflixオリジナルのドキュメンタリー・ドラマ。
ただ、その大学というのが関学や日大といった、いわゆる名門校とは程遠い、「イースト・ミシシッピ・コミュニティ・カレッジ」というアメリカの片田舎にある(日本でいうところの)「短大」が舞台なんです。
しかも、そのチームに集まっているのがまた曲者ぞろいでして。
高校時代から将来を有望視されるほど、アメフトの才能はもの凄くあるのに、成績が足りず進学できなかった者や、薬物をやっていた者、暴力沙汰を起こし名門校から退学処分になった者。つまり「4年制の名門校からドラフトでプロ(NFL)へ」という正規のルートを絶たれた連中なんです。

※一般的にアメリカの大学では、スポーツ推薦のようなものはあっても、高校での成績がそれなりに必要です。また、入学後も充分なGPA(成績)を取り続けていないと部活を続けることができないそうです。

素行の悪いチームに対して「殴る、蹴る」以外のこと、あらゆる暴言という暴言を吐き続けるヘッドコーチ(中央:黒いシャツの男性)ですが、本気で優勝を狙うがゆえ、彼らを鼓舞しているだけだということがよく分かります。本人の気性は荒くとも、選手には「チームとして自信を持て、ファウルは絶対するな」と、フェアプレーは遵守する人なんです。

彼らが目指すのはもちろんチームの勝利、つまり短大リーグでの全米優勝ですが、それはあくまで手段のようなもの。その先に見据えているのは、短大で良い成績を残し、名門校のスカウトの目に留まること。編入のオファーをもらい再び表舞台に戻り、ゆくゆくはプロになること。
優勝の可能性があるこの短大で結果を出す以外、もはやプロへの道は残っていない。文字通り、彼らにとって人生の「ラストチャンス」なんです。

ルールがよくわからない人でも、純粋にノンフィクションのドラマとして楽しめる故、なんとなくアメフトの盛り上がるポイントも分かってくる見せ方になっています。勿論、アメフトを知っていたら、十二分に楽しめるはず。

このドラマで何より惹きつけられるのは、実在の登場人物の"人間くささ"と試合の感動から浮かび上がるギャップです。
家族や地元の友達からの証言など、それぞれのバックグラウンドはもちろん。練習のない時の遊び方や、大学をサボろうとして生徒指導の先生に見つかって、駄々をこねるシーンまで、選手1人1人のキャラクターが情熱大陸ばりの取材量から丁寧に描き出されます。
そんな中学2年生みたいな奴らが、ひと度フィールドに立つと本能むき出しの戦士に豹変する様、うまくいかなくて悩んでいた奴がビッグプレーを成し遂げる様を見ると、もはや他人事ではなくなります。気づくと、拳をグッと握りしめながら、心から応援している自分が(笑)。

「学習支援アドバイザー」いわゆる「生徒指導」の女性の先生は親身になって、選手の出席や成績を気にかけるのですが、皆なかなかの不真面目っぷりでいうことを聞きません。小学校の頃、クラスに一人はいた問題児が一気に集結した、といった感じでしょうか(笑)

大学時代に少しアメフトをやっていたこともあり(やめてから15キロ痩せました笑)、いま変な形でアメフトが取り沙汰されて、個人的に複雑な心境です。そもそもあまり日本では馴染みがありませんが、アメフトは知れば知るほど奥深く、興奮の質が段違いな、本当に素晴らしいスポーツです。

このドラマを見るだけでも、アメフトの面白さはわかりますし、あのタックルがどのくらい危険で、恐ろしいものだったかもよく分かるかと思います。

気になった人は是非、下の予告だけでも見てくださいね!全て実話ですよ!


そして、ネットフリックスってドラマや映画も勿論、豊富なラインナップで優秀な作品が多いと思うのですが、ドキュメンタリーがかなり強いんです。

ということで、次回は「ボクらを作ったオモチャたち」というドキュメンタリー・ドラマをご紹介します!(笑)