政界においても敏腕ぶりを発揮し、当時としては先進的で独創的だったその“スタイル”が、いまも多くの人を魅了する実業家、白洲次郎。随筆家としても知られる妻、正子と長年暮らした東京町田の「武相荘(ぶあいそう)」は、現在、娘の牧山桂子さんと夫の圭男さんによって運営され、ファンをはじめたくさんの人が足を運ぶ有名な文化施設となっています。

 

戦禍を逃れて移り住んだ茅葺き屋根の農家を改築。武蔵と相模の境に位置することに“不愛想”をひっかけた「武相荘」という名にも、次郎らしい小粋なセンスが。

そんな白洲夫妻の暮らしの息遣いを宿した「武相荘」の空間美を、“写真”というフレームで切り取るコラボレーションイベント、<武相荘×SIGMA『Art of Life(日常の美)』>が、7月14日からの写真展を皮切りに開催されます。

「アーティストのための撮影機材」を理念に、ユニークでコンセプチュアルなカメラやレンズを手掛ける総合光学機器メーカー、「SIGMA」とコラボレーション。

イベントでは、写真家、大門美奈氏による写真展「武相荘写真歳時記」をはじめ、同じく大門氏による撮影講座、さらに講座受講者が武相荘内で撮影した作品のグループ展などを開催。武相荘と写真の両方の魅力を存分に楽しめるプログラムとなっています。

緑豊かな武相荘の四季をとらえた写真展「武相荘写真歳時記」は、2018年夏(春夏編)と2019年初頭(秋冬編)の2期に渡って開催。写真:©Mina Daimon 武相荘写真歳時記 春夏編より
 
印象的な陰影表現と、抒情的な作風でファンの多い写真家、大門美奈氏。今回のイベントでは撮影講座の講師も担当。

娘の夫、圭男さんは運営する武相荘について「ここは暮らしのテーマパーク。いい意味での生活感がある。鳥の声や葉っぱの音が聞こえる中、空間を感じ、ゆっくり過ごしてほしい」とミモレのインタビューで話していました。ぜひ自分の感覚と、写真を通して、その“空間の美しさ”に触れてみて下さいね。 

<武相荘×SIGMA『Art of Life(日常の美)』>

大門美奈写真展「武相荘写真歳時記」
(1)春夏編:2018年7月14日(土)~8月31日(日)
(2)秋冬編:2019年1月12日(土)~2月10日(日)※入館料¥1050別途必要

7/21(土)大門美奈氏撮影講座 Art of Life(日常の美)
写真家大門美奈氏が、身近な情景に息づく「美」を写真に表すためのヒントやテクニックを伝授。後半の実習では最新のSIGMA製品もお試しいただけます。参加費:¥7000(税込)
※こちらの講座は現時点で満席となっております。ご了承下さい。

7/21(土)オープニングクロストーク(トークショー)
会期オープニング企画として、展示作品の解説や武相荘のインプレッション、撮影のエピソードなどを大門氏×SIGMAゲストの対談形式でお届けします。 チケット代:¥1000(税込)※写真展「春夏編」の観覧料及び武相荘ミュージアムの観覧料込み

※オープニングクロストークの聴講および撮影講座への参加には事前の申し込みが必要です。
お申し込みはこちらから>>
申し込み期間:~7月13日(金)23:59まで ※先着順ですので早めにお申し込み下さい
詳しい内容はコチラ>>

問い合わせ先
●オンラインチケット購入方法に関するお問い合わせ/武相荘オンラインチケット
●講座内容や参加申し込みなど、イベントに関するお問い合わせ/SIGMA マーケティング部 pr@sigma-photo.co.jp

文/辻本公子