ウォーホルの未発表写真10万枚以上がオンライン上で一般公開されることになったという記事を読みました。

Nearly 100,000 Previously Unseen Photos by Andy Warhol Will Be Made Public This Fall  アンディ・ウォーホルの未発表写真の10万作品が今秋一般公開へ(artnetより・英文)
 

言わずと知れた現代アート界の巨人。 写真:アフロ

未発表写真が新たに発掘され、3600枚の現像したコンタクトシートをアメリカのスタンフォード大学が入手。遺産を管理する財団とともに、画像をデジタル化してオンラインでこの秋から公開していく予定とのこと。写真の被写体は、プライベートなものからニューヨークの風景写真、カーポーティ、バスキア、マイケル・ジャクソンなどの著名人の写真まで多岐にわたっているそう。

昨日の「ツレヅレ」では、インターネットの発達を少し憂いていたのに、このニュースには「インターネットは素晴らしい!」とばかりに恩恵を享受しようとするのですから我ながらゲンキンなものです……(苦笑)。

そして、この話から飛躍して考えたのは、ウォーホルが生きていたら、これらの作品を解禁したのかな、ということ。多作な彼は意に介さないかもしれませんが、ウォーホルに限らずアーティストは没後に未発表の作品だけでなく日記などのプライバシー満載の個人情報を開示されてしまうことは多いわけで。今はSNSなどで個人情報がどんどんアーカイブされ続けている時代なわけですが、死後のプライバシーの権利の帰属をどうするのか、ということも真剣に議論される日がくるのかもしれませんね。

今日のお品書き
ミモレでは大人が楽しめる漫画をどんどん紹介していくつもりです。人気漫画家の入江 喜和先生のインタビューでは、 平穏な人生の後半戦を楽しむつもりが人生のクライシスが主人公にどんどん起こる『ゆりあ先生の赤い糸』の第1話も読むことができますよ。