2015年の正月明け、写経を初体験し、「みかわ是山居」に行った話を和装倶楽部のお着物仲間にしたところ、意外にもみなさん、すっごくおいしい天麩羅より、写経に興味津々(私よりお若いはずなのに、あらやだ意外と渋いわぁ)。

そこで、ある日曜日、着物仲間と連れ立って、門前仲町にある「成田山 深川不動堂」で再び、写経をしてまいりました! 写経料は2000円以上、お気持ちでお納めします。9時から14時まで受け付けていて、2階にある写経ルームには、筆と硯、墨汁、紙が用意されているので、手ぶらでOK。初回は、僧侶さまが作法を教えてくれるのですが、水や御香で清めてから、心を落ち着けて般若心経を写し、最後に祈願、名前などを書いてお納めします。

門前仲町駅からすぐ。すきっとしたお天気が気持ちいい。
2回目なのに、ドヤ顔でお仲間を案内中。袷の小紋に紋紗の道行きで。けっこう暑かったです。これで袷は最後かなぁ。これからは単衣を着ます~。
必要な用具がセットされている写経ルーム。正坐じゃなくていい掘りゴタツ式なので、私のような無作法ものでも安心です。


本日の写経ルームは、かなり混んでいて、カサリとでも音を立てるのがはばかられたけれど、うっかり墨で汚してしまいそうだったので、撥水加工の割烹着を着用してから写経スタートです。1階本堂で行われている護摩祈祷も、徐々に聞こえなくなって、ぐっと集中していたら、あっという間に1時間が過ぎていました。最後に「願意」と名前を書いて、お納めします。 

 

 

 

書いたことのない字が時々あったり、書き順がわからなくなったり・・・・・・初歩的な段階で心乱れるアラフィフ、反省中です。

平安時代ごろから始まったとされる、個人的写経ですが、「成田山 深川不動堂」写経ルームの壁には、100巻以上を納めている信者さんの写経がずらりと飾られています。すごいなぁ。成田山は、歌舞伎の初代市川団十郎丈が祈願して、二代目を授かってから信仰も篤く、屋号も成田家にしたそう。子宝祈願でも人気があるみたいですね。

ひとさまに迷惑はかけないけど「かなり欲深」な私が、無心になりたくて行った写経。でも、最後の「願意」に世界平和や国家安泰を書く境地にはまだまだ至らず・・・・・・・相変わらず自分の幸せを真っ先に願ってしまいました。ごめんなさい。でも、また近々、納めに参ります!

次回は、写経後のランチについてアップします~♪

じつは予約時間を超過してしまい、ランチのレストランをドタキャンしてしまいました。お店に申し訳なかったなとトボトボと反省して歩き中。帯は先日の京都旅行で出会った「龍の名古屋帯」です。