柳田川良に続けて、パーティ(講談社広告賞)の日のビジネスドレスアップです。毎年恒例のこのイベント、私は(新入社員以来、部署や立場は変わりつつも)15年連続で出席しておりまして……今年は何を着ようかと毎年試案しながら、直前になって思考がストップ。結局、黒いプレーンなワンピースか黒いパンツスーツで無難にやり過ごす……という年が続いていました。

私、普段がカジュアルでボーイッシュなだけに、プレーンな黒のワンピースを着るだけで(ちょっとしたコスプレ感)きちんと感が出ていたのですが、ここ数年、なんかそれだけではモタない気がしてきました。年齢的なものなのか、立場的なものなのか、ドレスアップも“少し盛る”必要性を感じ始めています。

今回選んだのはこちら。

今年らしいシルエットですよとすすめられて買ったものの、持て余してしまっていた「長め丈のジャケット」。川上さやかさんの指南を受けて、これなら小柄でも着こなせる!というコツを習得しました。

1.ロングなスカートを合わせて、ロング&ロングの長方形シルエットに

2.手首、足首を出す

3.白をきかせて抜け感をつくる

4.ジャケットの中はネックラインの詰まったものにしてIラインをつくる

このうち特に目ウロコだったのは、白の抜けをつくることと、胸元が詰まったインナーを選ぶこと。これはジャケットスタイルに限らず、小柄のドレスアップに応用できそうだと思いました。

撮影の際は白シャツをアクセントにしていたのですが、今回は、オフホワイトのパンプス、バッグ、パールを点在させてみました。真っ白じゃなくて乳白色、ドレスも真っ黒じゃなくてダークネイビーにし、少し印象を和らげて自分らしいキャラクターを出してみました。

さらに、ドレスアップというと胸元があいたワンピースを選びがちですが、「Sサイズさんはデコルテを見せることで、バランスが下に下がってしまうことも。出すなら背中」と川上さん。

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「小柄は出すなら背中、出すなら背中……」とつぶやきながら。でも、大草Dほど出す勇気がなくて、同色のキャミソールを中に着ています。
首が詰まったタイトなシルエットのおかげで、Iラインがつくれたでしょうか。「痩せて見える」と何人かの方に言われました。

「ちょっとしたパーティ」なんてそうそうないですし、主役じゃないですしと……つい何年も流用してしまっていたのですが、来場されたみなさんのドレスアップを見ながら、年相応にシルエットも着こなしもアップデートしていかなくてはと思いました。

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