ハワイに行きたいけど、小さい子供連れには少し遠いな…。沖縄に行ってみたいけど、特に夏休みだと高すぎるよね…。いろいろちょうどよさそうなグアムにするか…と妥協して訪れた私。ですが、実際に行ってみたら、想像以上によくって、すっかり夢中になり、これまで12回もグアムに旅行してしまいました。先日、『子連れGUAM』を出版したほどグアムマニアの私が、意外なグアムの魅力を、今回から5回にわけて、紹介していきます! きっと、グアム=寂れたハワイというイメージが覆されるはず!


グアムがいい5つの理由
① 飛行機で3.5時間ととにかく近い! そして、時差がたった1時間

 

子供を連れて飛行機に乗るのは、親としては不安がつきまとうものですが、グアムなら飛行時間は3.5時間。子連れの国内旅行に人気の沖縄は 飛行機で羽田空港から2.5時間と思うと、たった1時間の違い。グアムの場合、国際線なので、日本航空(JAL)なら、エコノミークラスでもすべての座席にパーソナルモニターがついています。パーソナルモニターで子供向けのテレビを見たり、ゲームをしたり、ご飯が出てきて食べたり…。そうしているうちに、あっという間にグアムに到着です。

しかも、時差はたった1時間。時差ボケで大変な思いをしなくて済むのはもちろん、生活リズムが乱れないので、寝る時間やご飯の時間の調整などをしなくてよく、親もラクチン。もちろん、生活リズムが乱れないということは、帰国した翌日から幼稚園や学校、仕事の予定があるスケジュールでもOKということ。限られた休みしかなくても、有効に楽しむことができます。
 

② 海外ビーチリゾート感を存分に満喫できる絶景がたくさんある

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グアムをおすすめしている私がこんなことを言うと、グアムの関係各所に怒られちゃうのですが…(笑)。実は私、子供が1歳のときに初めてグアムを訪れるまで、“グアムは寂れたハワイ”というイメージをもっていました。あくまでイメージですよ…。
けれど、実際にグアムに行ってみたら、そのイメージは、まったくの間違いだったと反省しました。まぁ、確かにどちらもビーチリゾートという視点で比べると、面積がハワイより小さいぶん、レストランのバリエーションや、買い物スポットの場所は、グアムのほうが少ないです。けれど、わざわざオプショナルツアーで時間をかけていかなくても、ホテル前の海が透き通るようにきれい。しかも、そのホテルの前の海は、シュノーケリングが楽しめるくらいの豊かな生態系に恵まれています。サンセットが見える場所もたくさんあり、これもわざわざ遠方まで見に行かなくとも叶います。雨上がりには、大きな虹もよく出ます。こんなすばらしい場所が、日本からたった3時間の場所にあるなんて、まさに楽園だと思いました。


③ なのに、日本語が通じる

 

ヤシの木に真っ青な海…空港を出た瞬間から、まさに海外のビーチリゾートらしい雰囲気を味わえるのに、日本語が通じます。ツアー旅行者なら、日本人または日本語の通じる方が添乗員さんとしてホテルまで案内してくれます。実際、ツアーで参加したときに、ホテルのチェックインが終わるまで、まったくひと言も英語をしゃべらなかったこともあるほど。個人旅行者でも、マイナーなところへ行かない限り、英語で困ることはないと思います。街に出ても、看板に日本語が並ぶお店、日本語メニューを用意しているお店もたくさんあります。もし子供が困ったときに英語で説明できるかなという不安もいりません。だって、グアムには日本人医師が経営する「グアム旅行者クリニック」がありますから。万が一のときも心配いりません。もちろん、とっさの英語に困ったら、拙著『子連れGUAM』をご活用いただければ! 子連れ旅行によく使うフレーズを集めています。
 

④ 子供向けのプール、遊び場、おもちゃ屋、レストラン、ホテルの施設がたくさんある

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グアムに足を運ぶたび、グアムって本当に“キッズフレンドリー”な場所だなと思います。ベビー&キッズプールを用意しているホテルも多いし、ウォーターパークも何軒かある、プールで浮き輪を使っていても叱られることはありません。おもちゃ屋さんもたくさんあるし、雨のときに助かる室内プレイパークもたくさん。ホテルやレストランも、“ファミリー”を意識したサービスが用意されています。だから、子供が飽きることもないし、なにより親が随分助かります。
 

⑤ お母さんのショッピング欲も満たせる買い物スポットがある

 

またハワイと比べて申し訳ないのですが、グアムに行く前は、ショッピングするなら、断然グアムよりハワイでしょ! と思い込んでいました。けれど、子供との旅行は、いちばんの目的が買い物ではないので、意外と満足できたなぁというのが感想でした。さらにうれしいのは、州税がかからないこと。ブランドものを買うのにしても、日本より安いものが多い上に、州税なし。しかも、ハワイに行くよりも旅費は安くおさまるので、なんだかお得な気分に。ちなみに、グアムでいちばん好きな買い物スポットは? と聞かれたら、「グアム プレミア アウトレット」にある「ロス・ドレス・フォー・レス」と答えます。全米で展開するアウトレットストアなので、ご存知の方も多いかもしれません。洋服や靴から、子供のおもちゃに日用品にインテリアまで、幅広いカテゴリの商品が、所狭しと並ぶお店です。実は、1000店舗以上あるチェーン店のなかで、グアム店の売り上げが全米No.1なんですって! この話を聞いたとき、とてもびっくりしました。けれど、実際にお店に足を運んでみると、朝早いオープン時間にもかかわらず、ローカルの方、旅行者の方でいつも賑わっています。レジ待ちの大行列もできるほど。それだけ人気で商品の回転率が早いからか、滞在中に何度足を運んでも、毎回必ず戦利品がみつかるんです。ブランドものを激安で発見したこともあるし、とにかく宝探し感が楽しい! グアムを訪れたら、絶対に足を運んでもらいたいお店です。


もちろん、ハワイは大好きな場所だし、沖縄の特に離島はリピートしたい場所。
けれど、子連れで、ラクチンに、ストレスなく、行くという視点で考えると、結局グアムがいちばんよかった――というのが私の結論。

日本からとっても近い場所にある楽園なので、ぜひ以前の私のように、食わず嫌いせず、みなさんがグアムに興味をもつきっかけづくりになれば、とってもうれしいです!

 
『子連れGUAM~ラクチン・ストレスなし・子供も自分も楽しめるいちばん近い海外リゾート~』
高橋香奈子 著 1400円(税別) ワニブックス

12回の子連れグアム旅行の経験を生かし、完全ママ目線・旅行者目線でつくられた1冊。子連れに向いたホテル選びのポイントから、飛行機内での過ごし方、旅行の持ち物リスト、現地での過ごし方、買い物&レストランスポット情報まで、すべて著者が実際に子連れで訪れ、ママのフィルターで納得したものだけ厳選して掲載。こんなに子連れ目線で、かゆいところに手が届くガイドブックはこれまでになかったと大好評で、即、重版出来。ファッションエディターならではのおしゃれでわかりやすい誌面も話題に。
(この記事は2018年8月13日時点の情報です)