2015.5.8

だめんず、と決別する勇気

本物の♂の話ではありません。思わせぶりなタイトルをつけてしまいました。だめんずとは、編集部・大森の初代スマホのことです。

バッテリーがもたない。思いも寄らないタイミングでフリーズする。すべての速度が遅い……とにもかくにもいろいろな不具合が噴出。なのに、妙な愛着と、面倒くささから、なかなか機種変更をしに携帯ショップに行く気がおこらず。飲み屋で居合わせた若い男子に「なんで、わざわざこんな古いの使ってるんすか?」とか、会社の同僚に「仕事のために機種変更すべきです」とか、美容院のフレッシャーズに「これ、スマホなんですか? ネットは見られるんですか?」とか……質問攻めに耳を傾けるほうが面倒くさくなってきたのは事実。

昔の男で今の男を撮りました。wifiを使えば、昔の男もまだま使える!

「いい加減別れたいな。そもそも性格が合ってない気がするし、とか思っている彼女に別れを切り出したいのに、なんだか面倒くさくなって先送りにして、気づいたら半年経っちゃったな、みたいなことない?」と、いつも同じ返答でしのいできたのですが……。

そして、遂に重すぎる腰を上げ、iPhone6を入手。10年以上Macを使い、iPadもiPodもヘビーユースしている私が……やっと……本当に、やっと。

そして、iPhone6を使い始めて2日。もう、過去の男の記憶は遥か昔。なぜ、早く買い替えなかっただろう、と今は頭をひねるばかりです。女の恋愛の記憶は上書き保存(ちなみに、男はフォルダー保存だそうです)というのは本当ですね。

六本木ヒルズの森美術館リニューアル記念『シンプルなかたち展 美はどこからくるのか』では、古今東西の「シンプルなかたち」約130点を9つのセクションで構成。キュレーションが本当に素晴らしかったです!

そして、話変わって、『シンプルなかたち展』。ピカソの描いた雄牛の連作(どんどん描写が簡素化されていきます)が展示されていました。スティーブ・ジョブズ発案のApple社内研修プログラム「Apple University」では、この雄牛を教材にして、不必要な部分を徹底的にそぎ落とすことの大切さを教えているそう。「やはり、人間はシンプルなデザインに本能的に惹かれるようできているのですね、ジョブズ」とiPhoneをにぎりしめながら思った次第です。