私は今、日本舞踊家のかたのお手伝いをしています。この世界は、伝統芸能のお家に生まれたかたや、もともとお習い事でお稽古をされていたかたが多く、45才になって外の世界から飛び込み、学んでいる途中の私にとっては、毎日が新鮮なことばかりです。

 

その中で思ったことは、”和のしきたりというのは、形式的なもののかたちを借り、相手に対して自分の気持ちを伝えるための配慮である”ということ。そこで、私が見て聞いて知ったことを自分なりに考え、取り入れている部分を、今回はご紹介します。こういうことはきまりが厳しく、それぞれのお流儀がありますので、あくまでも関瑠璃流ということでご覧いただけますとうれしいです。

まず、私が普段から愛用している、和のお役立ちアイテムが、のし袋やぽち袋。

 

舞踊の会などでお祝いをお渡しする機会も多いので、のし袋は常備。季節にこだわったり、自分らしいデザインを選んだりして、気持ちが伝わるように心がけています。
「御祝」などと自分で書くものもありますが、もっと簡単に、「ほんのきもち」「こころばかり」などと印刷されたものも便利に使うことができます。

 
  • 1
  • 2