2015.5.23

日本初の「春画展」が開催

数日前の宇多田ヒカルさんのtwitterの投稿が気になっていた編集部・大森です。

    

もちろん、春画なので展示の仕方には注意が必要ですが、宇多田さんの意見に私は強く賛同。と、思っていたところに、日本初「春画展」開催決定のニュースが! 葛飾北斎や喜多川歌麿らの名作120点が解禁。そのうち、2013年の大英博物館で出品されたものが70点だそうです(9月19日〜、文京区目白台の永青文庫にて)。

そして、フラリと立ち寄ったLIXIL ブックギャラリーで、「官能的」をテーマにしたブックフェアを開催しておりました。

あからさまに語ることは避けられ、タブーとして扱われますが、文学、映画、絵画……芸術とは決して切り離せない官能は、生きている人間の証でもあります。 日常の中に何気なく潜むエロスを呼び覚ましてみましょう――というメッセージの下に集められた、洋邦、ジャンル不問の興味深い書籍がズラリ。

(数冊の本を大人買いしてしまったのですが、)『あなたの知らない春画の秘密』を購入。

春画は遊戯と諧謔(ユーモア)との産物。江戸時代の人々がいかにそれに長けていたかが分かる一冊です。

個人的な意見としては、春画を観ると、江戸時代の大らかな雰囲気がダイレクトに伝わってくるのです。江戸時代が日本史上、最も豊かで平和で、人々の幸福度も高かったことが近年の研究によって明らかになっていますが、それを頭ではなく感覚で深く納得できるのです。

フリーダ・カーロの遺品を撮影した作品を発表し話題になった世界的な写真家・石内都さん(今夏にはドキュメント映画『フリーダ・カーロの遺品』が公開)が、メキシコではフリーダ・カーロの作品を小学生たちにどんどん見せていることを知り、「日本では、まず考えられないわね」と一言。

日本初・春画展のキャッチコピーは「世界が、先に驚いた」です。なぜ、日本は先に驚くことができなかったのでしょうか?

自国の文化を理解し、評価し、尊敬し。そして、寛容でありたいものだと思います。