展示室の中で、最初に登場するのは、子ども用の迷路。時計塔の地下の迷宮を模した迷路の中には、様々な仕掛けが! ただ、この迷路、小学生以下の子どもが対象なので、大人には「近道」が用意されています。

  • 迷路の入り口。壁の高さは1m位なので、外から子どもの様子を見守ることができます。©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibl
  • 迷路の途中には、いくつもの仕掛けが。いくつ見つけられるかな? ©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli
  • 迷路の最後にある、のぞきあな。何が見えるかはお楽しみ♪ ©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli


「近道」には、宮崎駿監督描き下ろしの漫画パネルが展示されています。題名は「ぼくの幽霊塔」。監督の想像を交えた『幽霊塔』の解釈が描かれていて、1枚1枚、読み応えがあるのですが、特に最後のパネルの監督の言葉に私は感銘を受けました!

さらに、隣の展示室には、映画『ルパン三世 カリオストロの城』の巨大ジオラマが登場。宮崎駿監督の映画作品デビューとなった同作は、監督の『幽霊塔』の記憶(読み返してはいないらしいです(笑))と憧れを元に作られた”子孫”とのこと。 ジオラマは、私の拙い写真では伝えきれないほどの迫力なので、ぜひ、美術館で本物をご覧になっていただけたら♪

  • 「ぼくの幽霊塔」の展示パネルは全部で16枚。©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli
  • 『ルパン三世 カリオストロの城』のジオラマ。文字盤には、あの名シーンが!©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli原題:モンキー・パンチ©TMS
  • 『ルパン三世 カリオストロの城』にまつわる監督の考えをのぞくことができます。©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli原題:モンキー・パンチ©TMS


宮崎駿監督が60年前からずっと好きで、作品の種にもなった『幽霊塔』。その魅力が詰まった、新展示「幽霊塔へようこそ展 ―通俗文化の王道―」は、本日から2016年5月までの開催予定となっています。
チケットは事前予約が必要なので、お気をつけください!(チケットについては、次のページでまとめてご案内しますので、もう少しお付き合いくださいませ♪)