「デザイン家電」という言葉もありますが、家電はあまり美しくないのも事実。私の嫌いなプラスチックが多いのも、その理由の一つです。でも、まったくダメというわけではありません。実際には、すべてをしまい込んだり、見えないところに収納できるわけではなく、頻繁に使うものは「出しておく」ことになります。そのとき、家電だからと特別扱いせず、他の家具やインテリア小物と同様、きちんとコーディネイトしましょう。簡単に言えば、「色や質感を揃える」のです。自宅のコーヒーメーカーは、キッチンの差し色のグリーンに揃えています。それ以外のものは、ステンレスのシルバーと黒。これだけで随分違います。大切なのは、「家電を諦めない」ことです。

 

＜お知らせ＞
6月から2カ月に1回、二子玉川にある蔦屋家電で「インテリア・レッスン」と題したイベントを行います。みなさん、ぜひ遊びにいらしてください。（入場無料）

6月10日（水）19時～20時
モダンリビング編集長 下田結花の「インテリア・レッスン＜1＞」
テーマ／食――食べることもインテリアの一部
ゲスト／蔦屋家電の空間をデザインした池貝知子さん（ikg）です。