今月は歌舞伎座で「松竹創業120周年 七月大歌舞伎」を公演中。いつかは着物で歌舞伎を! と思いつつ、見知らぬ大先輩から着姿についてイキナリお叱りを受けることもあると聞いていた歌舞伎座。かなり敷居が高かったのですが、歌舞伎好きの着物先輩に誘っていただき、夜の部へ行って参りました! 大昔に1回観たきりで足が遠のいていた“歌舞伎スーパー初心者”の私でも知っている「玉三郎」「猿之助」「海老蔵」「中車」の豪華な出演者たち。超レアチケット、楽しみです。

東銀座にある歌舞伎座。16:00頃から、入り口は大混雑です。銀座駅から地下通路で雨に濡れることもなく到着。地下の売店が充実していてびっくり。本日はお向かいの「弁松」のお弁当。

着物先輩から「お着物でいらしてね♥」と連絡を受けて、この日は梅鼠の絹芭蕉に宮古上布の帯、先日のバンコクで購入した竹カゴのクラッチバッグで。『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』は、16:30に開演。イヤホンガイドを初めてレンタルして、着席します。このイヤホンガイド、私のようなスーパー初心者にはじつにありがたいシステムでした。幕ごとに3名の解説を聞きながらの鑑賞でしたが通り一遍の解説ではなく、演目の背景や見えの型などにも解説は及び、それぞれに味もあって、あるとなしとでは大違い。特に『通し狂言 怪談 牡丹燈籠 第二幕』の竹内 道敬さんの解説は、所々にはいる“おかし味”が楽しかったです。

絹芭蕉といっても、やっぱり蒸し暑い。額に髪が張り付いて、いくよくるよのいくよちゃんみたいになっちゃいました。
こちらが、前日のバンコクで購入した竹カゴのクラッチバッグ。

さて、イヤホンガイドのHPを訪れてみると「歌舞伎・文楽の日本語解説員オーディション」を開催中とか。昨年のオーディションで合格された方々もすでに解説員デビューしたようです。杓子定規なかたい解説ではなく、ご自信の言葉でそれぞれが思う観劇の楽しさ、見所を伝えてくれるひとが増えるのは、観劇ファンの裾野を広げる大きな力になると感じました。HPも楽しく勉強になるのでぜひチェックを!

雑誌Penの歌舞伎特集号。今回の夜の部では、熊谷役の海老蔵の熱演に思わず号泣。やっぱりうまいですね。さすがです。

毎月、どこかで公演がある歌舞伎の世界。

初めての「東方神起のいない夏」。

この心のスキマを埋められるでしょうか。
 

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