2015.7.24

無計画「金沢ひとり旅」顛末記 vol.1

私は“遠出運”がないのかもしれない

はい、私はひとり旅が好きです。もちろん、誰かと一緒に旅行することも好きですが、無償にひとり旅がしたくなることがある、編集部・大森です。

ひとり旅の良さは無計画に行動しても、その場のノリで行動しても、誰にも迷惑をかけないというのが醍醐味だと思うんです。編集者という職業は、どうしても現場の仕切り役になることが多い仕事。誰を仕切ることもなく、スケジュール管理をすることなく、ただ自分のやりたいように行動できることにウットリしてしまうほどです(はい、ただ根が怠惰なだけです)。

『清川あさみ 美採集』は、福井県の芦原温泉近くの創作の森内の美術館で開催中(〜9月26日まで)。三連休ということもあり、芦原温泉の宿はどこもかしこも満室(無念!)。

というわけで、昨日のブログで書かせていただいた『清川あさみ 美採集』初日に駆けつけることを第一目的として訪れた福井県。日帰りもできたのですが「いやいやせっかくなので」と、北陸ひとり旅を敢行することにしました。福井県は永平寺が好きという理由で数回訪れたことがあったので、今回は現在、観光地として盛り上がっているであろう、お隣の石川県・金沢を1泊2日で巡ってみることに。
 

1日目 朝〜昼

清川あさみさんと夏木マリさんのトークショーに余裕をもって現地入りできるよう出発……はい、私、甘くみていました、三連休を。現在の金沢人気を。なんと、全席指定「かがやき」の指定席、トークショーに間に合う時間の2本分の座席がすべて売り切れ(各駅停車の「はくたか」は自由席なら空いていたのですが、乗り継ぎの関係でそれだと微妙に間に合わない)。「間に合うためには、立席しかない」という……私、このとき、初めて知りました、新幹線に「立席」というものがあることを。つまり、踊り場に、立っているしかない!

「立ち呑みだって30分が限界の私が、立席ですって!」と自分にツッコミを入れながら……。

約2時間30分立ちっぱなしなんて、オールスタンディングのライブでしか近頃実践しておりません。しかも、躍ることもできない(当たり前)。ただ壁に寄りかかることしかできない2時間30分。

読みが甘い無計画な自分を予見したかのように携えていた一冊。心のムダづかいをしないよう留意しながら、完読。

そして、富山駅を過ぎた頃。もうすぐ金沢駅に着くと思った私の耳に届いたのは「しらさぎ(金沢と個展会場の最寄り駅をつなぐ特急)が大雨のため運休が決定しました」というアナウンス。台風11号は日本海に抜けたというニュースで安心しきっていたのが間違いでした。でも、大丈夫、私は自分をゆるす方法を学びましたから(苦笑)。

金沢到着時には雨がやんでいたので、アナウンスがどうしても信じられず、掲示板を見に行きました。「ですよね」という感想と供に、携帯でレンタカー会社に電話をかけまくりました。

列車での現地入りを断念。急遽レンタカーを手配……ですが、こちらも3連休の影響で空車がない。粘った結果、少し遠いところにある車庫から配車していただけることに。待つこと45分。ようやく金沢駅を出発! 先日のオーバーヒート事件といい、私、どうやら最近“遠出運”がないようです……。

先日のハイブリッド車の初運転に続き、今度は初スマートキーを体験。鍵をささないでエンジンをかけられる車があったなんて!

昨日のブログを何食わぬ顔でアップしましたが、トークショー開始に奇跡的に間に合った安堵感と憧れの夏木マリさんが目の前にいる感動とで、現実感のない気分のままトークショーの1時間をフワフワと過ごした私。

トークショー開始5分前に滑り込みセーフ!

トークショー後の挨拶を終え、ゆっくりと作品を堪能し、美術館を後にし、北陸自動車道で一路金沢へ。その途中、左側には雄大な日本海が広がっておりました(行きは、その事実を余裕がなくて受け止めきれていなかった)。車を停め、日が暮れていく海を、そしてサーフィンをしている方たちをぼんやり眺め、この時にやっと「ひとり旅」スウィッチがONされた自分を自覚したのでした。

 

いよいよ、金沢ひとり旅 vol.2に続く