8月いっぱいで取り壊しが決まったホテルオークラ東京本館。ブランドが主催するイベントや撮影後や打ち合わせで何度となく訪れた思い出の場所がまたひとつなくなりました。ホテルオークラ東京は1962年の開業で、52年目の2015年9月、老朽化のために建替えを行うとのこと。
私と2歳しか違わないじゃない・・・・・・・。私も建替えられるものなら建替えたい。老朽化も激しいし・・・・・・。疲れがなかなか取れないったらないし・・・・・・。そんな思いを胸に抱きつつ、8/27に開催された「観世宗家特別公演」に行ってまいりました!

ホテルオークラ東京52歳。まだまだいけると思うけれど、すでにあちこちにガタがきているのでしょう。素敵な姿で生まれ変わる日を楽しみに待っています♥

素敵な着物先輩が会場を華やかに彩っているなか、平服の私たち。ビュッフェで食事をした後に、狂言「附子(ぶす)」と能「土蜘蛛(つちぐも)」を観賞します。まだ数えるほどしか観たことがない能ですが、まさかの神席でしっかり堪能できました!(これが東方神起さんだったら・・・・・とちらっとでも思ってしまったことは内緒です)

舞台が設えられたのは本館1階にある「平安の間」。ホテルオークラ東京の未来を祈念した、はなむけの舞は素人の私でも鳥肌ものでした。

いま演劇評論家・渡辺保さんの「歌舞伎の見方」を読んでいるのですが・・・・・・何度も舞台を見ないと気づかないことがある、何十年も見続けてやっとわかることがあるのかと途方に暮れつつも、この先の楽しみも感じています。「東方神起、2年間の活動休止」という心のすき間を埋めるために、とりあえず飛び込んだ伝統芸能マイブーム。もうちょっと肩の力を抜いて、ゆるゆると楽しんでみようかな♪