おとなになったら白いハンカチを持ちなさい。常に漂白してアイロンをかけて、バッグから取り出した時に凛と携えなさい。と父から教わりました。学生の頃は可愛い柄や派手な柄のハンカチが大好きで、どうして白なんて持たなくちゃいけないのー?ありえなーい!と思っていました。

やがて年を重ね、白いイニシャル入りのハンカチをいただきました。箱を開けた時の清潔で繊細な空気感…そして私の名前の「R」が刺繍してあり、私のためを思ってオーダーしてくださった!という特別な気持ちまで伝わってきました。そしてふっと父の言葉を思い出し、私は父の言う「おとな」になったのだという自覚も持つことができました。以来私は白いハンカチしか持ちません。

コットンやリネンの白い無地のハンカチ。刺繍を入れて愛用しています♡

ハンカチの素材にもたくさんの種類があります。コットン・麻・レース・スワトウ…私が自分で選ぶものは主にコットンか麻のもので、装飾はなるべく控えめなものにします。そして片隅に「R」の刺繍を入れます。その日着るものに合わせて色を選べるように、極めてシンプルに(私は手元が危ういほうなので、バッグの中には安心のタオルハンカチ&白いハンカチが入っています)。

定番シェニール織のファミちゃんのタオルハンカチには赤い刺繍のリネンのハンカチを合わせて。

白だけに汚れが目立つので、使った後には丁寧にお洗濯をし、乾いたらぴしっとアイロンをかけるという作業も、自分と向き合うとても大事な時間です。でも、こうして大切にしていてもうっかり失くしてしまうこともあり…そんな時はしょんぼりの気持ちを切り替えて新しく求めます。百貨店でも既製品の素敵なものがありますが、私は六本木ヒルズのClassicSmallLuxuryに伺います。

淡い色合いの蝶の刺繍が春らしくてエレガントです。雰囲気を壊さないように同系色でイニシャルを入れていただきました。

今回選んだものは小ぶりのハンカチです。蝶の刺繍に同系色の薄紫で「R」を。子どもサイズくらい小さいので実用にはちょっと…ですが、春先のきもの姿に合いそうで使う日が楽しみです♪