きものから小物に至るまで「絞り」のものがいつの間にか多くなっていました。和装には欠かせない絞りですが、特に私は絞りの技法で作られたものが大好きなのです。以前Tipsでもご紹介させていただきましたふくさも絞りでしたし、帯揚げに至ってはむしろ飛び絞りのものしか使いません。きものや羽織もも数枚持っています。特に京都の絞りのものを好み、絞りの専門のお店の名前も存じていましたが、小売の呉服屋さんでご縁がなければ巡り合えない…という感じでした。先日、その絞り専門の藤井絞の社長さんのお話を、東京のひっそりとした呉服屋さんで伺うことができました。なんというご縁!貴重な機会でした。そして藤井さんのお家に伝わる貴重で上質な美術工芸品のような素晴らしいおきものも拝見させていただきました。

今から約90年前の振袖、まさに匠の技です。まったく経年を感じさせない紫色の綾子地の一面に所狭しと絞りで華やかな柄が入っています。とにかく仕事が細かく正確で美しく…檜扇の家紋もなんと絞り!紅絹裏も艶やかで素敵!!

社長の藤井浩一さんは私たちと同じ年代で、呉服や伝統工芸とはまったく異なったところからご結婚によって業界に入られたとのことでした。絞りの詳しい製作工程や呉服の流通のことなど、お話しのひとつひとつがとてもわかりやすく、これからを背負ってゆく器をお持ちの方でした。

好きすぎて反物の前で唸ってしまいました(笑)可愛い〜〜〜!他にも黒地や紫地などのバリエーションがありました♡

藤井絞は、主力商品として絞りの木綿地(主に浴衣)と正絹地を扱われています。当日は結構な品数が展示されていました。その反物を眺めるだけでもうHappyすぎて!!!至福のひと時でした♡