立春を控えて日差しは柔らかくなってきたこの頃ですが、曇りはじめると雪が舞ってくる…1月末から2月にかけての東京はそんな毎日です。忘れもしません去年の2月、東京は大雪に見舞われました。電車もバスもタクシーも交通網はすべてめちゃくちゃに乱れていました。それどころか我が家は玄関先が雪に埋もれて、外に出るのさえも大変に苦労をするという、私にとっては前代未聞の大雪でした。

我が家の前の道を新聞配達のお兄さんがソリで…本当にご苦労さまでございます。感謝。

そんな中、敬愛する日本舞踊家、花柳基さんの舞台がありました。半蔵門の国立劇場で毎年催される恒例の公演です。大雪の影響で、地方からのお客様はいらっしゃることができず、また出演者もインフルエンザ罹患者続出!という最悪の環境の中(加えて私の車は国立劇場の駐車場から出られないという大惨事つき!)公演は開催されました。

国立劇場のロビーより。木々も雪の帽子をかぶっていました。

演目は「女夫狐(めおとぎつね)」。狐の夫婦が人間に化けて、奪われた宝玉を取り返しに行くというお話です。これは舞踊の大曲で、義経千本桜の四の切を連想させる舞台はスケールが大きく、狐もあのふさふさした白い衣裳”毛縫”を身につけて舞台を駆け巡ります。花道には雪に見立てた小さな山、その中から杯を探り、咥えてくるっと振り向く狐…外の雪とあいまってなんと幻想的なのでしょう…!と感動したのがついこのあいだのことのようです。

又五郎が実は河内塚本狐だった、という場面です。

本日夜、テレビでその放映があります。客席から観るのとは異なったカメラの映像でもう一度堪能したいと思います(詳細はこちらを)。

私の大好きな日本舞踊や歌舞伎のお話、これからちょこちょこと書かせていただきます。初心者の私が発見・びっくり・感動したこと…そして読まれたかたが少しでも「面白そう!」と興味を持っていただけたらいいな♡と思っています。