秋が深まってまいりましたね。昨日、ずっと準備に慌ただしくしていた二つの行事が終わりました。まだ先だわと思っていたのにあっという間でした。とりあえずほっと一息、こんなにゆったりとした気持ちでコーヒーを淹れるのは久しぶりです。

私自身の用事が朝にあり、6:30にきものを着ました。一日そのままで過ごして帰宅しきものをハンガーにかけたのが22:30。長い時間でしたがそれでもあまり疲れを感じないのは、慣れたせいでしょうか、気持ちが高ぶっていたのでしょうか…いずれにせよ、私にとってとても大きな意義のある日だったことは確かです。

お祝いと喜びの気持ちを込めて、松(袋帯)竹(笹の葉の刺繍のきもの)、梅(帯締めの房を花に見立てて)のあしらいで。

夜は日本舞踊の舞台を拝見しました。そしていろいろ考えさせられました。人間の心の奥深くに眠っている気持ちや考えは、意識的に掘り起こさなければ表には出てきません。それを知らず知らずのうちに引っ張り出されてしまった、という感じです。悲しくてつらい、怒りに満ちた醜い感情、相反して諌め許容する慈悲深さ。日本人独特の婉曲的な表現のうちに秘めた本質。あらわす所作の一つ一つが洗練され美しく素晴らしくて…。創る人たちの息遣いを間近に感じられる私は、本当に幸せものです。

楽屋にいただいた立派な胡蝶蘭…未だ感動さめやらず、です。

貴重な経験を心の糧にして、また今日から頑張らなくっちゃ!