長年のスタメンアイテムを新しく着る方法
 

こんばんは、大草直子です。
今日は、東京は風が強く、寒い1日でした。
みなさまがお住まいのところは、どうだったのでしょうか?
こういう、会話も、いずれはこのサイト上でできたら良いですね。

長年愛用しているオーセンティックな(だけとも限りませんが)アイテム、
みなさまもお持ちではないでしょうか?

高価だったり上質だったり、もしくはお気に入りだったり。
アイテムに対するリスペクトも込めて、
いつまでも新たな気持ちで、フレッシュな着こなしをしたいもの。

例えば、5年前に購入したミカコナカムラのカシミヤコート。
こっくりとしたミルクティのような温かなベージュ。
縦に入った、ミンクのトリミング。立体的なフード♥
今後10年、いやもっと着たいコート。

中に着たボーダーのカシミヤニットも、同じく5年前に購入したもの。
こまめにクリーニングに出したり、メンテナンスをしています。

ブーツもバッグも同じです。両方とも4年ほど愛用中。

ずっと好きなアイテムたちだからこそ、
毎年スタイリングはチェンジしたいと思っています。

そんなときにパワーを発揮するのは、デニムとサングラス。
デニムは、どんなアイテムとも仲良く手をつないでくれる上に、
流行やその年の気分が、絶妙な色出しやダメージ加工、
シルエットにはっきりと出るのです。

トップスやアウターは、なかなか「流行もの」は買えませんが、
デニムなら――というわけで、このデニムも今年もの。
著書の中でも言っていますが、何も新調しなくても、
デニムだけは新しいものを! と思います。

そしてサングラス。
サングラスは、着こなしの上ではメイクに近いものがあります。
古いサングラス(ブランドのロゴが大きく入っていたり、
あまりにボリュームのあるものは、次のモードの転換期まで待ちましょう)
今の旬の顔(メイク=サングラス)は、少しファニーなもの。
ユニークなデザインが良いでしょう。
つるも細いものがおすすめです。

こうした、マイナーチェンジ、真新しいデニム&サングラスを
取り入れることで、「私の宝物」が全く違う気持ちで着られるのです。

今日は大好きなコート、ニット、ブーツを風化させない、
私なりの工夫をご紹介しました。

「好き」が変わらず長く続く、
それは、アイテムに対しても人に対しても同じ。
ずっと大切にしたいと思います。

 


 

大草 直子

  • キャメルのベルスリーブ(裾が広がった)からボーダーがのぞいている、そのバランスが好きです。このくらい厚手のふっくらとしたニットのほうが、カシミヤのダブルフェイス(同じ素材を2枚張り合わせた)とは相性がいいです。
  • このくらいクラッシュが効いているものが、今年の気分です。レッドカードのものは、ホールが大きい部分には裏地が貼ってあるので、それほど素肌は見えません。きれいなアイテムにこそ、少しワイルドなディテールが良いと思います!
Today's pickup

昨年までは、ホワイトデニム、そして黒のビッグサングラスと着ていた、コート、ニット、ブーツ。今年は、クラッシュデニムが気分です。そしてサングラスも、トラッドなベージュフレーム。顔の印象を大きく決めるサングラスは、新しければ新しいほど良いと思います!

CREDIT :

コート/ミカコナカムラ ニット/ドゥロワー デニム/レッドカード ブーツ/タニノ・クリスチー 時計/ジャガールクルト バングル/ティファニー サングラス/ディータ