行ってきました! 冬の沖縄、自転車旅! 今回は各メディアが集まって沖縄ライドを実際に体験するプレスツアーに参加。自転車の専門誌をはじめ、さまざまなメディアが参加し、オトナの修学旅行を楽しんできました。

ツアーを企画したのはメルキュールホテル沖縄那覇とジェットスター、そして自転車関連の各企業。このチームが快適な旅をサポートしてくれる「サイクリスト向け宿泊プラン」が始まります。とはいえ日常ではママチャリくらいしか乗ったことのない私。期待と不安を胸にいざ、沖縄!

搭乗したジェットスターはご存じLCC。那覇空港まで最安値で5990円と聞いてびっくり。安すぎません? ところが飛ぶのは成田空港、しかも第3ターミナルと聞き、今度はがっくり。けれど東京駅から成田まで片道1000円、しかも予約をすると800円になるという激安バスがあるという情報が。乗ってみるとトイレもつき快適で、カウンターまで200mくらいのところがバス停だから電車よりもずっと楽でした。

初めて訪れる第3ターミナルは無駄なものをそぎ落としたデザインで、カフェやショップもスタイリッシュ。陸上トラックをイメージした道案内もわかりやすい! 機内食は出ないけどマフィンやホットドッグが機内で買えるし、オーストラリア産のワインもなかなか美味。過剰なサービスがむずがゆいタイプにとっては逆に心地いいかも。

  • 冬の沖縄はサイクリング旅にぴったり。青い空と海を眺めながら快適な旅を満喫できます。
  • 今年春にオープンした成田空港第3ターミナル。スカイツリーをデザインした日建設計によるおしゃれな空間! 家具は無印良品だそう。
  • ジェットスターはカンタス航空子会社のLLC。オージーのように陽気なクルーたちがハッピーでリーズナブルな空の旅をサポート。

ホテルに到着するとウェルカムドリンク、ならぬウェルカムゼリー??! この自転車旅プランには明治が協賛しているので、運動のエネルギー補給ができるSAVASのゼリーが配られます。自転車を自宅から送ったメンバーもフロントで無事にピックアップした様子。レンタサイクルもホテルまで届けてくれるから楽ちん。

ユニークなのは自転車を部屋まで運べること。奥にはスタンドがあり、そこに自転車を置けるんです。「愛車を見ながら部屋で飲めるなんて最高!」と今回、このプランを監修したスポーツサイクル専門店のYs Roadさん。自転車野郎(失礼!)の発想に目からウロコでした。

ランチ後には自転車ツアー開始。滞在中、本格的なスポーツバイクをレンタルするので、まずサドルの高さ調節やヘルメットの付け方から指導してくれます。レンタサイクルや自転車ツアーを企画する沖縄輪業さんは「かっこよくかぶるコツは眉ぎりぎりに合わせることです」とアドバイス。そうそう。重要よね、見た目って!

宿泊は那覇中心地から近い壷川駅の目の前にあるメルキュールホテル沖縄那覇。目の前に公園があり、自転車旅には抜群の環境。
自転車は「シクロエクスプレス」でホテルに送ると便利。この宿泊プランを利用すると3000円割引の往復15000円で送れます。
限定11室の自転車専用ルームには自転車用のスタンドがあり、室内にバイクを置けます。これはサイクリストにはうれしい、らしい!

メルキュールホテル沖縄那覇の向かいにある奥武山運動公園で慣らした後はいよいよ街へ! 海岸線や那覇港などひろびろとした風景が広がる道をみんなでサイクリング。このスピード感はドライブやランニングでは味わえない爽快さ。これはやみつきになりそう。

港をめぐった後には焼物の工房が並ぶ壺屋やちむん通りへ。琉球王国時代からの登り窯「南窯(ふぇーぬかま)」などを見学しました。インストラクターがガイドとして文化や歴史を解説してくれるからサイクリングしながら観光もできます。休憩しつつのんびり進むので自転車ビギナーも安心して参加できます。

いつもよりずっと広い範囲を観光できる自転車ツアー。首里城を訪れる初心者向けサイクリングコースなども人気です。
さ、次は市内を飛び出し、沖縄本島南部をぐるりと一周します!
続編は11月30日アップ予定です。

  • ホテルの目の前にある奥武山運動公園で基本的なギアの使い方、交通ルールなどのレクチャーを受けてから安全に街に出ます。
  • 那覇自転車散歩(ポタリング)は約3時間で給水用ボトル、傷害保険がついて4000円のツアー。沖縄輪業が企画しています。
  • 壺屋やちむん通りのくねくねした小道など、自転車ならではのルートで那覇の街を観光できるのが魅力。行動範囲が広がります。


メルキュールホテル沖縄那覇

ジェットスター

PROFILE

間庭典子/フリーライター。取材をきっかけに走りはじめ、ランニングやゴルフなどウェルネス関係の分野でも活躍。