私が七歳の時に着た着物でございます。
母が38年間大切に保管してくれたから娘も着ることができました。

 


この着物は母の母、私にとってはおばあちゃんから頂戴した物です。
呉服屋さんでわざわざ仕立ててくれたようです。
農家に嫁いだ母が恥をかかないようにとの、親心だったと母が着物を出しながら話していました。

そんな事とは知らず、七歳のわたしは、

お祝いにたくさんの人を招いたようで、一人一人の御膳がずらりと並んでいる奥に座りなさい!と言われて、恥ずかしくて、恥ずかしくて着物を脱いでしまったようです。

だから、わたしの七つのお祝いの写真は一枚も残っておりません。

思い出は着物だけです。
わたしの記憶には、みんなにじろじろと見られて、ただただ恥ずかしい。

娘が羨ましく思います。
今は、スマホで直ぐにビデオや写真を取ってもらえて記憶に残してもらえて。娘の写真を見て、七歳の自分の姿を想像します。
母曰わく、よく似ているとのことです。

結局、お祝いの会は食べれないから着物を脱いでしまったのでした。
やっぱり親子です。

たくさん食べるには、着物では無理なんだそうです~

松丸弘美(まつまる・ひろみ) 1970年 千葉県市川市生まれ。実家の梨園農園を営む両親の背中を見て育ち、自分でも何かを創くる事を漠然と考えていました。ダナ・キャランの服が大好きで19歳の時にNYまで行き挫折し。20代は香港で仕事中に突然難病と宣言され闘病し奇跡的に回復。その後、アメリカ・オーストラリアへ渡米しBEAUTY を学び。30歳で表参道にShou BEAUTY SalonをOPEN。当時はまだ数少ない『ブラジリアンワックス』を提供し。去年15周年を迎えお客様からの褒め言葉『BEAUTY OTAKU』を頂き。今年の1月20日よりWEBマガジン『mi-millet』のBLOG 公開中!『アンダーヘアの白髪・タルミ』の悩み相談募集中! www.shousalon.com