2015.12.10

ひとり股旅 〜大好きな男に会いに行く〜 広島編

15時開演。広島駅に舞い戻れたのは14時40分。WOWOWでの生放送があったので、「絶対に時間通りに始まってしまう!」と小走りでマツダスタジアムへ。晴れているのに風が冷たい日でしたので、途中のコンビニエンストアでカイロ10個入りパックを購入(このカイロが後に編集部・大森のわらしべ長者伝説を生みます!?)。

見えてきました!

友達のカープファンに世界一の球場だと熱弁をふるわれた、『アメトーク』で広島カープ芸人を見たときから気になっていたマツダスタジアム!

さらに、スピードを上げて正門へ。

カープをこよなく愛する民生も感無量でありましょう。※ちなみに、広島の球場でのライブは、広島市民球場時代のひとり股旅以来11年ぶり。マツダスタジアムでは初めての開催。

さらに、スタジアム内へ。

11年前は仕事で断念していただけに、この光景に私も感無量!

席に着いたのが15時ちょうど。

配られたタブロイドを見ながら、その時を待ちます。

5分後。ウグイス嬢の「歌と演奏は、1番・奥田民生。背番号、082」というアナウンスにのって、30年間愛し続けている男の登場です。

バックスクリーン下から、登場し、ピッチャーマウンドに設営されたステージまで悠々と歩いていく民生。子供の発表会を見守る母親のような気持ち(経験はないのでイメージです)になってしまったのは、ナゼなのでしょうか?

ソロの曲だけではなく、ユニコーンの曲、はたまた矢沢永吉やらFLYING KIDSやら真心ブラザースなどのカバーを数曲(中でもTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『世界の終わり』はサイコーでした!)。盛りだくさんのライブは約3時間(休憩含む)で終了。スタジアムで弾き語りでひとりでライブするという大偉業も、飄々と横綱相撲で無事終了。いやはや、この唯一無二のスタンス。他のアーティストは悶絶するほど羨ましいのではないのでしょうか……そんなことを思いつつ。愛する男、奥田民生の郷土愛に満ち溢れた凱旋ライブに大満足でありました。ただ、一点を除いては……。

その一点とは……寒さ! 

もう、本当に寒かった! スノーボードをする私ですが、身動きせずに座っているだけの11月末のマツダスタジアムは雪山の体感温度より(防寒の差もありますが)間違いなく寒い! 

マツダスタジアムは、いろいろな客席があるのも魅力。その中のユニークなシートのひとつ。この座布団付きの席だったなら、もう少し暖をとりやすかったかも?

この日のマツダスタジアム、信じられないくらい寒かったんです。民生がMCで、もう少し暖かい時期にやりたかったというようなことをつぶやくくらいに……ダウンを着込み、山登りで使用する防寒ソックスやスパッツなどを仕込んできた私ですが、足下からシンシンと底冷え。先ほど、購入したカイロをライブ途中で、腰やら、足やらに4カ所に貼ってどうにか寒さをしのんでいました。

そう、このカイロが、わらしべ長者伝説を生んだのです。

ふと気づくと、隣の“ダンガリー+ライダース”男子(後に就職活動に悩む22 歳と判明)がめちゃくちゃ寒そう。「なぜ、そんなに薄着なのか?」と、ライブに集中できないくらい気にかかる(笑)。遂に、残り6個のカイロすべてを「使ってください」と彼の前に突き出しました。はじめは遠慮をし、男気を見せていた彼でしたが、すぐに観念し、恥ずかしそうに「ありがとうございます」と受け取ってくれました。ですが、いざ、袋を破こうとした手が小刻みに震えてうまく開けられずにモタモタ。思わず二人で大爆笑。開けて手渡し、彼は照れながらも全身にペタペタ。終演後、「助かりました。もう、寒さのあまりに意識が遠のきそうになっていました」と。

カープファンの彼は、終演後の街に向かう道すがら、カープ一色のコンビニを案内してくれつつ、珈琲をおごってくれました。

……というわけで、広島が地元だという彼が、カイロの御礼に、広島焼きをごちそうしてくれると言うではありませんか! 海老で鯛を釣るとは、まさにこのこと。冷えきったカラダをひっさげて、ノーアイディアのまま街に繰り出す必要もない! そもそも民生ファン(好きになったタイミングはもちろん思いっきり違うけど)という前提があるので話題に困ることもない! というわけで、息子ほど年の離れたとも言える(苦笑)青年のお言葉に甘えることにいたしました。

彼が案内してくれたのはココ、『八昌(はっしょう)本店』。行列が絶えないらしい人気店とのことです。この日は、民生のライブから流れてきたお客さんがたくさん! 民生の話をし、就職活動の悩みを聞き、叱咤激励をしながら美味しい広島焼きを堪能いたしました。住所:広島県広島市中区薬研掘10-6 tel.082-248-1776

このような場当たり的な動きが成立してしまうのが、ひとり旅の醍醐味だと思うのでしょうが、皆様、いかがでしょうか?

次回、
ひとり股旅 〜昔から恋い焦がれるロケ地〜 尾道編
へと続きます