久しぶりに、ヴァンテーヌ時代の先輩の家を訪ねました。3年前にリノベーションし、そのときには「モダンリビング」で少しお手伝いをさせていただきました。美しく整えられ、設えられた部屋は、リノベーションの直後とまったく変わっていません。むしろ磨かれて、成熟した心地よさを感じさせます。テーブルには、お菓子や果物と一緒に、紙ナプキンが置かれていました。薄い三日形のガラスの花器に、三つに折って挿した色とりどりの紙ナプキン。それはまるで花のよう。さりげないのは「いつもしていること」だからでしょう。美しい部屋とこの紙ナプキンに、住み手の「いらっしゃい!」の笑顔が重なりました。