2016.3.9

やっぱりいいのは、クラシック・ビストロ。

 

今パリで流行っているレストランといえば、ネオ・ビストロと言われる、素材の味と組み合わせの妙重視で、従来からあるソースなどはあまり使われない、軽〜いフレンチ。そしてもうひとつのトレンドは、日本人シェフ。その軽い感じがウケているからこそ日本人シェフが人気と言えるかもですが、とにかく、新しい店はどこもかしこも、あそこもここも、みーーーんな日本人シェフばかり。正直、ちょっと飽きました……。

 私もパリに来たばかりの頃は、「どーんと重くて、量も多いクラシックなビストロ料理は苦手」と思っていたのですが、最近の「ネオ・ビストロ」一辺倒にはやや辟易。それも、軽すぎて食べた気がしなくて、最初は前菜&メインだけでいいと思っていたのに、足りなくてデザートまで食べちゃうことも多い(まあ、私は平均的な日本女性より相当量を食べるみたいなんですけれど……)。

うーん、なんかこう、違うものが食べたいなあと思っていたのですが、先日クラシックなビストロへ立て続けに2軒行き「ああ、そうそう!こういうのが必要だったんだ!」と合点がいきました。

ちなみにそのうちの1軒は有名クラシックビストロのPaul Bert。店員さんも感じが良くて◎。前菜でこのボリューム感!

 凝ったお洒落な盛りつけなどがなくても、味わい深く、そして食べた〜!という気持ちになれるボリューム感。正直言って、ネオ・ビストロみたいなお店は日本でもいっぱい見つかるでしょう。でも、この国に元々からある味と素材をきちんと活かしたお店はそうそうない。そしてだからこそ、この国で食べるのが一番美味しいと思うのです。

メインに選んだのはウサギ。飾った見た目じゃ全くないけれど、ソースも肉もすごく良かった!

 ……と、一周廻ったらすっかりド・クラシックなビストロがいいなと感じるように。友人がパリに遊びに来た時のためにも、美味しいクラシック・ビストロのリストを増やしておきたいなあと思う今日この頃です。