東京では4月のように暖かい日もあった先週。重たく見える冬物はもう着たくないし、かと言って夜はまだまだ肌寒いし……。何を着ればいいのか、出かけるとき、本当に迷ってしまいますよね。

そんな服選びに迷う私たちに、2016-17AWのファッションウィークでのコレクション会場に集まったおしゃれエリートたちが、今の時期に着るべき春のスタートダッシュアイテムの答えをくれました(大げさ?)。

それは……、デニム! ライトブルーのデニムは、それだけで見た目に明るくて春らしい、優秀なブリッジアイテム。そして中でもみんながこぞって着ていたのが、ヴェトモンのトラウザーデニムだったのです。

ロシアのwebマガジン編集長、ミロスラヴァ・デュマもヴェトモンのデニムでコレクション会場に参戦。ロゴスウェットを合わせたストリートスタイルがなんとも今っぽい着こなし。

ヴェトモンは2014年からスタートした、今いちばん話題のブランド。元マルジェラのデザインチームが手がける、シンプルながらエッジが効いたワードローブは、ファッショニスタたちから絶大な支持を得ています。今回コレクションスナップでのカブりアイテムとなったトラウザーデニムは、アンクル丈とセンタープレスで、まさにトラウザーのようなシルエットが特徴的。さらに履くとわかるテイラーリングの上質さで、大人の女性のボディを美しく見せる効果も抜群♪ とは言えヴェトモンのこのデニム、お値段はコレクションブランドだけあってなんと10万円越え(!)。

だけどこのご時世におしゃれエリートたちが春真っ先に投資したということは、それだけ使えて、最も「今っぽい」アイテムなんだってこと。デニムという定番アイテムだからこそ常にトレンドを反映したものにアップデートすることも、いつまでも「錆びない女」で居続けるために必要なことなのかもしれません。

写真/AFLO