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2016.6.11

バスク豚に蝦夷鹿。〝肉愛〞あふれる渋谷のフレンチで、ガッツリ肉食べ。

お仕事帰りに同僚と。大切な家族や友人と。
誰かに心からおつかれさまと伝えたい日のレストランを厳選してご紹介します。

 
 

『アバスク』出身シェフの、肉愛あふれる仏・バスク料理店
サン ジャン・ピエ ド ポー(渋谷)

バスク風〝キントア豚〞のロースト¥3020。生産者のオテイザさんも、先日開店祝いに訪れたばかり。もちろん、バスクワインも豊富に。

皿にぐるりと並んだ、見るからに味の濃そうな豚肉。仏・バスクで純血のバスク豚=キントア豚を復活させたピエール・オテイザさんの肉だ。『アバスク』時代からこの肉を使ってきた和田直己シェフは、バスクへの思いがあふれんばかりの自店でも、焼き続けている。「旨いけれど、たっぷりすぎる」脂を程良く落としたその豚肉は、肉質も旨味もしっかり。これを生ハム入り野菜のグラタン=ピぺラードを付け合わせに食べるのが、現地流とか。トロ(魚鍋)にピルピル(塩鱈料理)など、とことんバスクにこだわった料理の中、シェフの実家、和田精肉店のメンチとコロッケも!父への敬意を表して出している一品で、ここには肉職人への愛も詰まっているのだ。 

和田精肉店の塩漬けベーコン入り、自家製キッシュ¥860。
ガトーバスク ダークチェリーのアイス添え¥860。サブレ生地にカスタードやダークチェリーの一種スリーズ・ノワールを詰めて焼く、バスク地方の郷土菓子。和田さんはスリーズ・ノワールをアイスに練り込んで添えている。
扉を開けると、壁にバスクの州旗。ローブリューと呼ばれバスク十字架が描かれた小物も随所にあって、シェフの思いが伝わってくる。近所のおじいさんが、トレードマークのベレー帽を被って集まる、現地の大衆食堂をイメージしたそう。

 【サン ジャン・ピエ ド ポー】
東京都渋谷区東1-27-5 シンエイ東ビル2F  tel. 03-6427-1344  11:45~13:30LO、18:00~23:00LO  休日:日曜  テーブル12席  カウンター2席 ランチ¥1080~、ディナーはアラカルト中心で、¥4320のコースもありグラスワイン¥755~、ボトル¥4320~(すべて税込)

このページは、女性誌「FRaU」(2013年)に掲載された
「おつかれレストラン」を加筆、修正したものです。
撮影/小出和弘 取材・文/齋藤優子 構成/藤本容子