ミラノで見た何気ないものに、インテリアのヒントを見つけることがあります。これもそのひとつ。道端に並んでいた白い花の鉢植え。ビニールポットのままなのでしょうか、麻布で包んで紐で巻いてありました。同じものが6個、整列しています。そして、キッチンの展示で見た棚。白い陶器のボウルに、小さなグリーンがこんもり。こちらは、2つ、3つと固めて置かれています。共通するのは、同じものを「並べる」ということ。「お揃い」だから、整って見え、リズムが生まれるのですね。インテリアのセオリーとしては基本なのですが、こうして実際に、街中で目の当たりにすると、そのシンプルな美しさにハッとさせられました。