デニムともう一度ヨリを戻すには?

みなさま、こんにちは。
大草直子です。

東京は黄砂が飛び始めたような気がします。
本格的な春の訪れですね。

さて。今日は、デニムの話です。
毎日毎日大好きで履いていたアイテムだったのに、40歳になった時に、
突然「デニム休業」に入りました。
結局2年ほどお休みしたのですが、今またデニム愛が復活!!!

デニムはもう私のことが嫌いになったのかも、と途方に暮れていましたが、
そうでもなかったみたい。
あちらはあちらで、きっと「ボーイフレンドデニム大流行」を経て、
どう大人にアプローチしていいかがわからなかったみたいですね(笑)。

今、私がピックアップしたいのは、今日のデニムような、ダメージデニム。
お仕事柄難しい、もしくはきれいなスタイルがお好きな方には難しいかもしれませんが、このくらいキャラクターがあるタイプが好きです。
デニムでラフ度をマックスにしておいて、
ほかのアイテムや小物はきれい目にまとめる――それが、今、したい着こなしなのです。
もしダメージが無理だったら、丈、シルエットは参考にしていただけたら。
カットしなくても、くるぶし上に裾がくる、8分丈。
おへそすぐ下にウエストがくる、ロージャストなウエストライン。
(今まではかがむと下着が見えそうなくらいローでしたが)
ヒップは気持ちタイト、太ももに適度なゆとりがあり、
そして裾に向かって細くなっている、スリムストレートライン。
視線を上に集めるバランスが、新鮮です。
(今までのボーイフレンドデニムは、裾をロールアップし、
視線と着こなしのポイントを下げる、スタイリングでした)

きちんと眉を描いて、ジャケットやきれいな靴とスタイリング。
「今の私」を映すダメージデニムは、こうやって着たいです!

大草 直子

  • コートを脱ぐとこんな感じ。先日取材させて頂いたマディソンブルーの、冬物のジャケット。ボタンホールが1つしかなく、バスト下に横線が入るくらい、きゅっとタイトに着るタイプです。フロントを開けるより、ボタンを留めて着るのが気分です。
  • わかりづらいですが、ラメ入りのソックスに、キラキラシューズ。足元を明るくすると、トレンチコートが女性らしく着られます。男性のアイテムであるトレンチコートは、通常は足元の色もバランスも「重くなりがち」なので、その期待を裏切るのです。
Today's pickup

少し暖かかったので、今日はトレンチコートを着て。オーセンティックなデザインは、どんなアイテムやテイストも受け止めてくれます。肩がラグランなので、中にジャケットを着ても、シルエットがくずれません。

CREDIT :

コート/アクアスキュータム ニット/アームストア デニム/レッドカード ソックス/ブルーフォレ サングラス/レイバン バッグ/ルイヴィトン 靴/マノロ・ブラニク