遅ればせながら、熊本を中心に九州での地震にあわれた皆さまには心から
お見舞い申し上げます。

遠くアメリカにいるため、見たいニュースを見たいタイミングに見られないため、情報が足りておりませんがそれでも被害、そして余震の大きさにも心が痛むばかりです。

でも毎日はこれ以上なく美しい春の日々が続いているということに勝手にジレンマを感じてしまい、心がざらざらするような感覚。なかなか仕事やブログに集中する時間も取れずにおりました。

月並みな言葉になりますが、1日も早く平穏な日が取り戻せますよう心から願っています。

書斎の窓から見える家の前の木に花が咲いて毎日うっとりするほどきれい。去年この花を見た時は出産直前だったので格別な想いがありますが、悲しいニュースとの対比でやりきれない気持ちに。。。

 

どうにか見ることができた日本のTVのニュースで
本震から数日経った避難所に「段ボールベッド」が運び入れられる様子を見ました。軽くて運び易く、現場で組み立てが出来、ビジネスクラスのシートのように仕切りがついている配慮の行き届いたデザインでプライバシーも確保出来る。運び入れられたベッドが年配の女性に促されたのですが、「わたしにはもったいない」と笑顔を絶やさずしきりに遠慮がちに寝心地を試される姿に、胸がしめつけられるような思いになりました。

余震が続き、避難所の固い床で過ごす日々、体力的に限界に違いないのに ——— きっといつの時代も自分のことよりも、親、夫、義両親、子供や世間、を思って生きてこられた世代だからか、こんな時にもそんな言葉が自然と出てくるんでしょうね。そしてきっと、まだ家があるだけ良い、とか、命があるだけありがたい、というどんな状況でも「足るを知る」という謙虚な気持ちで生きてこられた姿を見た気がします。

そして次に見たのはほぼ全壊した家に戻ったご家族。ヘルメット姿の奥さまがうれしそうに手にしていたのは、婚約指輪。その後、「これから家族で助け合っていくしかないですね」と、うんと清々しい笑顔で語られた姿に、家庭を支える母たる女性の強さや覚悟を見た気がして、毎日の自分の姿や気持ちの持ちように情けなく反省しきり ———。

なんと甘やかされた日常に、それでいて不満や焦りばかりを持っているんだろう。あんな清々しい笑顔、何日もしていないのではないか。
ほんの数分のニュースを見ながら、いろいろな事を突きつけられた気がしました。きっとこうした本当の強さを持った女性たちが、きっと日常を取り戻す復興の礎になるのでしょう。

そして話は一転、その数日前。
日本からこんな雑誌を取り寄せました。(すみません、他の出版社・・・)

NUMERO、昔から大好きで。今回カバーはTHREEのRIEさんですね。そしてDancyuもあえて紙で買ってみました ・・・

NUMEROのインタビューはいつも楽しみにしているのですが、今回は、梨花さんのハワイ移住と子育てについてのロングインタビュー。いつまでも可憐な表情やスタイルから驚きますが、なんと彼女ももう42歳のミモレ世代なのですね。梨花さんがハワイに長期滞在していらっしゃる様子は昨年からなんとなく知っていたのですが、昨夏息子さんをハワイのサマースクールに入れた時に数ヶ月滞在。その後その学校の教育に共感されて息子さんと移住されたのだそう。

詳細はご興味のある方、本誌を手に取っていただきたいのですが、こちらを読んで痛切に感じたのは、愛する人のためを思っての、実行力や決断力。それを実現するために磨き続けているセンスや仕事への集中力です ——— 
いつの時代も多くの女性の憧れを一心に受け続けてきた女性は、誰よりも勇気や責任を持って、悩み、考え、時に賢明に休むことも選択し、それを糧に背伸びしながら更なる高みを手に入れていて。

現状に満足するだけでなく、努力されていく様子は
ヘタな自己啓発本よりもわたしのお尻を叩いてくれた気がします。

(個人的にはいろんなことを日々吸収していく多感な時期の息子さんと一緒に過ごせないご主人がちょっと可哀想な気もしたのですが、頻繁にハワイに通われるとのこと。考えてみたら時間の長さではなくて、濃さで親子の特別な絆は培えますものね。)

ろくに努力もせず
自分に無いものばかりを他人に見て、歯がゆく思っているような人生や姿は
醜く
今あるものを大切に笑顔で生きること、身の丈で「足るを知る」という生き方や姿は心からうつくしいと思う。

でも同時に、愛する人のより良い人生のために背伸びをしたり、高みを目指し続ける姿も、眩しく、うつくしい。

わたしはニュースで見た女性たちのような、逞しさも謙虚さもなく、ちっぽけなことで不平不満を漏らす人間で。
当然、天才的なバランス感覚で人の憧れを常に生き続ける、そのための「努力する才能」も勇気も持ち合わせたような人でもない。

だからこそ、その双方から学んで
今ある毎日にもっと感謝することも
家族のこれからや、どれだけ僅かであってもこんな悲しいことを避けられない社会に貢献もできるように、凡人なりに背伸びしながら努力することも、忘れずに生きていかなくてはと改めて考えるようになりました。

そして今の自分には金銭的にも時間的にも出来ることはごくごくわずかとなりますが、そんなことを考えながら、支援先としてまずはYahoo! を。

こちら「マッチング募金」として、自分が寄付した金額と同額をYahoo が寄付してくれる=つまり倍にしてくれるのだそうです。

これ以外にもいろいろな支援の形があるのを調べたり、実際現地入りを検討している知人に託したりしているところです。被災地にいらっしゃる皆さまが1日も早く安心を取り戻せますよう心から願い、自分にできることをいろいろな形で継続していきたいと思います。

雅子