長く一緒に仕事をした先輩のお宅に、久しぶりに伺いました。いつもと変わらず、美しく整えられた部屋は、住み手に愛しまれていることを感じさせます。窓の近くに椅子が一脚置かれていました。木の手触りが優しく、低めな座面がとても座りやすい。北欧の名作のような椅子は、実は日本のマルニ木工のものです。世界で活躍するデザイナー、深澤直人さんがデザインし、会社の所在地にちなんで「ヒロシマ」と名づけられました。この椅子は、この家の住み手にとって特別なものーー終の住処と考えてリノベーションをした時に、丁寧に選んで購入したものなのです。自分が一生を共にしたいと思う椅子に出会えることは、とても幸せなことだと思います。

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