2022年「エリザベス女王逝去により、皇太子妃に」

「キャサリン妃に起こった試練」を振り返る。結婚13年、交際から22年...これまで何が起こった?_img0
2022年9月19日、エリザベス二世の国葬。写真:ロイター/アフロ

こちらも世界中が注目し、そして悲しんだエリザベス女王の逝去。
コロナ禍のロックダウンにより公務が激減、更には前年に愛する夫フィリップ殿下や愛犬も亡くされた女王。お痩せになり、体調の不調も続いていたとはいえ、やはり女王無き英国王室なんて想像し難かったし、いざそうなってもやはり、その衝撃たるや……。同時に、皇太子妃となられたキャサリン妃にとっても、恐らく同じだったのではないかと予測します。

本来“家族ファースト”で、お子様たちが幼い頃は“子供ファースト”を貫かれてきたキャサリン妃にとって、皇太子妃となられたタイミングが想定内か想定外だったのかはわかりませんが、少なくとも、メグジット以降続く義理の兄弟の関係や騒動を、冷静に判断し、修復にむけて取り持てる存在を失ったことはとても大きいでしょう。
また、高位メンバーの高齢化や、メンバーのスリム化によって、これまで同様の公務数をこなすためには、皇太子ご夫妻を筆頭に若き少数メンバーの肩に重責がのしかかる可能性も大。

 

一方でキャサリン妃の脳裏には、長男ジョージ王子の進学問題など、我が子の将来に関する事項も重要。

エリザベス女王の生前に勃発、抱えていた問題がそのまま引き継がれただけでなく、更なる騒動が続く中で、皇太子妃となられ、未来の王妃としての準備がついに始まったといえます。


2023年「英国ジャーナリストによる、実名暴露」

「キャサリン妃に起こった試練」を振り返る。結婚13年、交際から22年...これまで何が起こった?_img1
写真:REX/アフロ

ハリー王子&メーガン夫人の王室離脱直後、その舞台裏を書いた著書『Finding Freedom』の著者がオミッド・スコビー氏。夫妻の応援団長とも揶揄されているほどの方ですが、新たにまた、昨年8月に『Endgame』を出版。

まず最初にオランダ語の翻訳版として発売されましたが、その中でなんと、先のオプラ・ウィンフリーとの爆弾インタビューで語られた、ベイビーの肌の色について質問をしたとされる、王室メンバー2名の名として、国王、そしてキャサリン妃が記されていたんです。

これに対しスコビー氏は、英語の自分の原稿に具体的な名は記載してないと語るも、オランダ語の翻訳家側は記載ありと異論。この発言の真偽は定かでないけれど、問題なのは、軽く語った言葉が人々の印象として残り続ける怖さ。

一切語らず、反論もしないことに徹する王室側だけに、事実であろうがそうでなかろうが、フェアでなく人権侵害に匹敵するほどのイメージダウンを与えられた結果に。キャサリン妃にとって、これまでで最もダメージが大きく、ショッキングな出来事であったのではないかと推測します。