2016.5.22

『ケモノの城』【残酷さ、リミットレス!】

こんにちは、編集・川端です。
横山秀夫さん原作の映画『64 ロクヨン』を観に行こうと思っているんですけど、後編も公開になってから続けて観ようかと悩んでいます。もうご覧になった方、いらっしゃいますか?

横山秀夫さんの警察小説が好きです。『64』と同じ、D県警のシリーズの『陰の季節』『動機』『顔』などは短編集なので旅行のお供にぴったり!

そして横山さんと同じくらい好きなのは誉田哲也さんの刑事モノです。ホテルLIBRARY滞在中に読んだのは、『主よ、永遠の休息を』でした。

『主よ、永遠の休息を』¥640(誉田哲也・中公文庫)女性にとっては不快きわまりない事件で、読後もよろしくないのであまりオススメするのもどうかなという感じなのですが……グイグイ引き込み、一気に読ませるストーリー展開はさすがです。

誉田哲也さんといえば、『ストロベリーナイト』などの姫川玲子シリーズ。こちらも欠かさず読んでいるのですが、どうも竹内結子さんの声(というか、竹内結子のモノマネをする福田彩乃ちゃんの声)で脳内再生されてしまって、集中できないのです(笑)

誉田さんの作品で一番衝撃的で、すっかりハマるきっかけになったのは『ケモノの城』でした。

姫川シリーズもかなりショッキングな描写もありますが、これ、本気で怖すぎてトラウマものです(汗)

警察に助けを求めてきた17歳の少女。彼女らが住んでいたマンションの浴室には大量の血痕……
家族はどこに?
彼女はなにをされ、なにをしてしまったのか?

北九州や尼崎の監禁事件を彷彿とさせる事件です。マインドコントロールによって、家族が家族を傷つける怖さ、いたたまれなさは、どんな残忍な殺人より恐ろしい気がします。

何が怖いって、残酷な描写が次々と出てくるのに、先を読みたい好奇心をおさえられない自分が怖い。

こういったのが苦手でない方は、ぜひチャレンジしてみてください。

誉田哲也さんは作風が本当に幅広くて、一人の人じゃないみたい!
『ガール・ミーツ・ガール』『疾走ガール』など青春小説もいいし、『春を嫌いになったわけ』『ドルチェ』のような人情話的なミステリーもハートウォーミング。読後も良いので安心しておすすめできます。

コッツウォルズでは、一度泊まってみたかったマナーハウスに宿泊しました。元貴族のお屋敷だけあってお庭が素晴らしかった!
お庭の中に小川が流れていて、そのほとりでずっと本を読んでいました。たまにウサギが横切ったりして、リアル・ピーターラビットの世界♡

そろそろイギリス旅行の写真も尽きてきましたので、(そろそろ大森先輩、バカ田大学をご卒業されたんじゃないかな〜と期待しつつ……)また違ったジャンルの本のご紹介を考えますね。

ではではまた〜☆