2016.5.29

『小泉今日子書評集』に心揺さぶられる

こんにちは、編集・川端です。

キョンキョンの書評集を読んだら、片っ端から読んでみたい気持ちになっちゃって、あかんあかん、本棚これ以上入れられへんから。ちょ待てよ、と。

『小泉今日子書評集』¥1512(小泉今日子・中央公論新社)は、2005年1月から2014年12月にかけて「読売新聞」に掲載された小泉今日子さんによる97冊の書評と連載担当者によるインタビューを収録。

「この人がおすすめしているなら買いたい」という欲求って、どういう心理なのかな〜とずっと考えていたんですね。
大草編集長が紹介したアイテムが欲しい、とかもそうですね。

「この人は本当に良いものしかすすめない」という信頼があるから。それも大きそうですが、推薦者へファン心がある場合は、それだけは説明しきれてない気がします。

この人がこんなに心動かされたものを自分も共有したい、この人が良いと言っているものの価値が自分もわかる嬉しさ、もあるでしょうか。

小泉さんの文章の上手さ、おり込まれるご自身のエピソードの魅力もありますが、読んでみたいと思わせる説得力はご本人のキャラクターによるところも大きい。本音はあんまり気のすすまない本を“上手に褒めておく”みたいなことをしなそう、なキャラクターイメージ(悪く言えばワガママそう)な芯の通った感じが、信頼感につながっているのかもしれません。

実際、どの本のレビューも、本を解説するというよりは、小泉さんのフィルターを通して新しい作品になる完成度。

そして、小泉さんのレビューはとても感情的です。よく泣いてるし、子供の頃を思い出したり、今の自分を肯定したり、アイドル時代の仕事を振り返ったり。

『MEKURU』の表紙のキョンキョンを真似してみたんですけど、あれ?なんか全然違うな。

こちらがホンモノ!

『MEKURU』には読売新聞の書評担当・村田雅幸さんが登場。小泉さんが選者の一人として有名人枠に甘えず、いかに文章力で勝負しようとしていたか、何度も書き直しさせられたりしてたエピソードが語られていました。もっと自由に書いていたのかと思っていたからびっくり。

97冊紹介されていますが、私が読んだことがあったのは12冊でした。

あと、85冊分も小泉さんの感情の揺れを共有体験できるなら、やっぱり片っ端から読んだほうがいいかなあ。

ではではまた〜☆