2016.6.15

デモ(またはストライキ)だらけ。

これからどんどん増えて、道いっぱいの人だかりに……。

フランスに来てから、すっかり“デモ”とか“ストライキ”という言葉に慣れました。……だって日常なんだもの。

今フランスは、とっても大変なことになってます。昨年末のテロに続いて、先週までは大雨で洪水(は、すっかり収まりましたけど)、そしてあれこれ続くストライキ、中でも未だに続いている、労働法改正に対する闘い

労働法の改正というのは、かいつまんで言えば、今までフランスの会社はそう簡単には雇用した人を首にできなかったのですが、あまりにも働かない人ばっかりなので、より簡単に会社が首切りをできるようにしますよ〜、という法制度。

「そんな簡単にクビにできるようにするなんて、労働者の権利はどうなるの!」なんて思いがちですが、フランス人のマインドは日本人と違うんで。

クビに出来ないCDI(Contrat a Duree Indeterminee=日本でいう正社員)になるために、お試し期間の3ヶ月は毎日ニコニコと出勤し、遅刻どころか早めに来てキビキビ働く。「素晴らしい! 採用だ!」と決まったその日またはその翌日から、一ミリもやる気なく、鼻ほじりながらだらだら平気な顔をして居座る(イメージです)……という社員がいっぱいいるんだとか。

そういう人でも、一度採用するとクビにすることはほとんどできなかったのを、この新たな法律ではクビにしちゃえる、というわけです。

日本人的には「そんなん当たり前じゃないですか?」という感じですが、もうその法律に対して、フランスったら激おこぷんぷん丸です(古)。今日もまた、うちの学校の近くでもデモ行進。よく見ると、皆すごーい遠くからやってきているのです。マルセイユとか、トゥールーズとか。そんな遠くからやってきて日がなデモしてるくらいなら(それも楽しそう)、働けよ! としか、やっぱり日本人的には思えません。

学校の先生曰く「サンディカ(労働組合)は結局、企業の上層部と通じていて、マニフェスタシオン(デモ)は予定調和でしかない」とのこと。

「フランスは、出生率も高くて、子供は学費がかからなくて、社会保障も充実してていいよねえ」とか言う人(日本人で)いたりするんですが。いやー、この国の病の深さは深刻だよ?と思うのです。だからといって、フランス愛は減らないんだけれども……。

ちなみにすっかり、セーヌ川の氾濫は引きました。あの騒ぎはなんだったのかね?レベルに。