2016.6.26

2016年の直木賞・芥川賞は誰に?

こんにちは、編集・川端です。
先日、今年の第155回・直木賞と芥川賞の候補作品が発表になりましたね!

バタやんイチオシの湊かなえさんの『ポイズンドーター・ホーリーマザー』原田マハさんの『暗幕のゲルニカ』、2冊も直木賞候補入り!!いやー、どちらか獲ってもらいたいです。関係ないけどドキドキしてきたー。(ちなみにどちらも講談社ではないです。残念、、、)作品一覧はコチラ

映画化されるなら『暗幕のゲルニカ』の方を、主演は杏ちゃんがいいかなあ〜、パンフの推薦コメントの依頼とかきちゃうかも〜と妄想が広がる私と、優しく見守る(少し呆れているかもしれない)川良先輩。

芥川賞の方は、今年は5作中4作品が女性の作家なんですね。村田沙耶香さんと山崎ナオコーラさんは、私も新作が出るたびチェックする作家さんです。

村田さんは初ノミネートですが、今回5度目のノミネートとなる山崎ナオコーラさんに、今年こそ是非獲ってもらいたい!!

『私の中の男の子』という大好きな小説があるのでこちらを紹介します。

『私の中の男の子』(山崎ナオコーラ・講談社)偶然にもこの時の帯のコメントが村田沙耶香さん!

 

山崎ナオコーラさんの小説は、その多くが「この主人公はナオコーラさん自身なのかな?」と思わせる。でも、それは意図的なのかもしれません。

主人公の雪村は若くデビューした「女性作家」で、その若さゆえに容姿のことで他の同世代の女性作家と比較して、世間に悪口を書き立てられたりします。(ナオコーラさん自身、同世代デビューの綿矢りささんや金原ひとみさんなどと比べられることが多く、当時のネットの書き込みとかをリアルに見たりしたことがあるんだろうな、と想像してしまいます)

「以前見てしまった『そんな顔でもセックスできるのか』と書かれた中傷は、記憶としていつまでも雪村を悩ませていた」という一文が本に出てくるのですが、男性の作家だったらどんな顔でどんな性描写を書いてもそうは言われない。

ま、でも、小説の方は、ジェンダーに関する深刻な話ってわけでもなくて、担当編集の紺野に恋したり、別の男子に恋されたり……ナオコーラさんの小説は読むと恋がしたくなります♡

今回、候補作になった「美しい距離」は、40代で癌に冒された妻を看取る夫と家族の物語だそう。ナオコーラさんに新境地とも、類を見ない美しい作品とも評されていて、読むのが辛そうではありますが、読まなくては!と思っています。

7月19日の選考会まで日があるので、皆さんも気になるものは是非お先に!

<芥川賞>
今村夏子「あひる」(『たべるのがおそいvol.1』)
高橋弘希「短冊流し」(『新潮1月号』)
崔実「ジニのパズル」(『群像6月号』)
村田沙耶香「コンビニ人間」(『文學界6月号』)
山崎ナオコーラ「美しい距離」(『文學界3月号』)

<直木賞>
伊東潤『天下人の茶』(文藝春秋)
荻原浩『海の見える理髪店』(集英社)
門井慶喜『家康、江戸を建てる』(祥伝社)
原田マハ『暗幕のゲルニカ』(新潮社)
湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(光文社)
米澤穂信『真実の10メートル手前』(東京創元社)

私も未読のものばかり、読んだらまたレポしますね。

ではではまた〜☆