2016.7.6

あとがきから読まないで♡

こんにちは、編集・川端です。
週末は札幌に遊びに行っていました。

札幌在住のミモレッタさんに連れてってもらってスープカレー屋「らっきょ」へ。チキンがホロホロに柔らかくて美味しかった~。

今回の旅のお供は、貫井徳郎さんの『崩れる~結婚にまつわる八つの風景~』(角川文庫)でした。

 

8つの短編がおさめられていますが、表題の「崩れる」がとくに秀逸! 収入も少なく無責任な夫と身勝手な息子にいらだちをつのらせていた妻・芳恵。汗のしたたる夏のある日、そうめんを茹でろと夫に言われて……。

その他、ママ友に感じた不信感がどんどん大きくなっていく「誘われる」、隣の家の匂いが気になって一家への妄想が膨らんでいく「腐れる」などなど、積み重ねが怖さを生む過程の描写、リアリティがありすぎてコワイ~。

そしてこの文庫の見どころは、「あとがき」なのです!!

著者自身によるあとがきに加え、桐野夏生さんの解説、さらに、書評家の藤田香織さんが桐野夏生さんを受けての解説をしているという!
超豪華なフルコースのあとに、デザートがこれでもか、これでもか、と出てくるような感じですね。

桐野さんの解説がまた素晴らしく。さらっと読んだだけではわからなかった貫井徳郎さんの巧みさを知ることができるので、ぜひ本編を読んでから味わってくださいね。

札幌では、大倉山ジャンプ台を見に行ったり。(前傾姿勢をとってるつもりなのですが5°も傾いてない……)
スキージャンプのシミュレーションに挑戦したり。(高梨沙羅ちゃんも身長152cmだそうですから、バタやんもできるかも)

短い滞在でしたが大人の遠足を楽しみました。

しばらく北海道の旅のおもひでとともに、旅のお供にオススメな文庫本をご紹介しますね。

ではではまた〜☆