2016 Jul. 12

「私たちのカジュアル」、
一生懸命考えています♡

ヴァンテーヌ編集部に勤めていた頃、ある日当時の編集長がこうおっしゃいました。「大草ちゃん、今日は遠足だったの?」その日の私は、ポロシャツにチノパンツ。足元は、確かコンバースのスニーカーを履いていた気がします。早朝4時に集合し、河口湖でロケ。モデルが2人いて、その日のうちに撮りきらないといけないカットは20カット以上。というわけで、「ほぼ新人」だった私は、とにかく動きやすく、汚れても良い格好、ということで選んだスタイリングだったのでした。

普段から、商品のお借り出しに行くときも、「ヴァンテーヌの代表として行くのだから、ジャケットを着ていくように」とおっしゃっている編集長だったので、私のあまりの「どカジュアル」に眉をひそめたのだと思います。

今ほど「カジュアル」という言葉が市民権を得ておらず、ホテルのダイニングやきちんとしたレストランでは「デニム禁止」なんていうドレスコードがあった、20年前。私は、本当にたくさんのことを編集長から、そしてヴァンテーヌから学びました。

「服は自分のためにだけに着るものではない」
「知性こそ、最高のセンスである」
「セクシーは清潔でなければならない」

こうして徹底的に「奇をてらっているわけではないけれど、記憶に残る素敵な着こなし」を教えてもらい、その後、「私の人生のさまざま」や、世の中の流れを映し、今の私のおしゃれができあがったのですが――。40歳を過ぎてもう1度見直した「今のカジュアル」を、ミモレでも数回に分けて特集しています。

 

まだの方は、是非ご覧ください。

大草 直子
 

  • 地金色ミックス(笑)。ベルトのバックルや、バッグの留め具なども実はアクセサリー。今の気分をはっきりと映します。色や素材を、あえて揃えないほうが、私的には今、気分。ゴールド、ローズゴールド、シルバー――ミックスして遊びます。
  • 指と手がきれいな人って、何を着ても似合うと思う。実は脚よりも、このポイントって、写真映えとか、おしゃれ映えでも大事な気がします。大森の手と指、激写。この後本人は、コースターで顔を隠しました(笑)。

CREDIT :

ニット/ギャルリー・ヴィー
スカート/レッドカード
ベルト、バングル/ウィム・ガゼット
ブレスレット/ハム
時計/IWC
バッグ/ソニア・リキエル
サンダル/エストネーションで購入