建築家のご自宅に伺ったときのこと。寝室の高いところにある窓に目が止まりました。開いた本がずらりと並んでいたのです。それがなんだか、とてもきれいでした。ぴったりのサイズではないので、本の上のほうからは少し光が差し込んでいます。伺うと、東向きの窓なので、朝方は眩しくて……とのこと。でもここにブラインドやカーテンをつけるのは美しくないと考えて、思いついたのが本で日差しを遮ることだったそう。これなら不要のときはすぐに撤去できます。ほとんど同じサイズの本の多くは、古いカタログです。役目が終わったカタログが「本のブラインド」として活躍! 実用と美しさを共有させるーー工夫って大事ですね。
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