2016.10.24

逆境を超えていく者へ 2

 
公園の静かなジャングルジムというのも感慨深い…


1学期と同じ通学ルートを使いながら、具合が悪くなりがちになる7歳の次女。
元々車酔いのある子。一学期を思えばはじめのころもそうだった。また少し慣れてくれば、と様子を見るも、変わらない。
9月後半になっていた。

そのころから、朝、「行かない!!!」という状況が増えてくる。
着替えない。
ランドセルをかつごうとしない。
家のなかで石のようにうずくまる。
外にうまく出られたとしても、立ちすくむ。動かない。
説得しても、帰ろうとする。
泣く。怒る。
「学校やだ!」と叫ぶ。……


けれどなんだかんだ言いつつ、登校自体はしていた。

とはいえ、誰かが付き添ったほうがいい感触を覚えていた。


うちには幼稚園の末子もおり、毎朝、学校までついていくというのがきびしい状況だった。学校までは電車で40分くらいかかる。

そんなとき、見かねた義父(こどもにすればおじいちゃん)が付き添ってくれるようになった。

確かに通学路の電車内で具合がわるくなってしまうことが多いようだ。
朝5時半に起き、6時半に家を出ても、ぐずついた身体と心が整うのに時間がかかる。学校につくのは、8時すぎになることもあった。学校開始時刻ギリギリ。

担任の先生ともお話ししてみる。


朝学校に来てしまえば、クラス内で目立った問題はないという。たしかに帰路や帰宅するとケロッともしている。朝の暴風雨は何だったのだろう、というほど…。

朝というのが相当大きなハードルになっているのだろう。

やはり思い切って通学路を替えてみようか。

そんなことを考えている最中、彼女の中では、校内の苦手案件がひたひたとにじり寄っていた。―――

 

つづく